今回は、体幹って言葉は知ってるけど、体幹がどうして大事だったり重要なのか?
体幹トレーニングをしてまで鍛える理由ってなんなのか?
体幹を整えたり、体幹を鍛えたい、体幹バランスに興味のある方は読んでみてください。
なぜ、体の幹(コア)から整えるのか?
痛めた体の手当てをする時も、痛くならないように体の手入れをする時も
体を整える上でなぜ体幹を鍛えたりバランスを整えることが大事なのか?
🤔考えたことはありますか?
体幹をどう取り扱って、どうコントロールすると健康になれるのか。
体を幹から整える体の専門家の頭の中にある体幹のトリセツを言葉にしてみました。
例えば、長いアームを動かして作業をする機械があったとします。
その機械のアームの根元付近に歪みやズレがあると、アームの先端部の動きの
精度にどんな影響が出るか想像してみてください。
根元から先端までの距離が離れるほど、その影響はどうなっていくのか?
中心(根元)付近では小さなズレであっても、中心からの距離が離れるほど
そのズレの影響は先端部にいくほど動きの誤差が大きくなっていき、
大雑把には動けても精密な動きになるほど影響を与えます。
そして、それをそのまま〝体の動き〟に落とし込んで考えてみると…
手足指先の途中にある肩、腰、股関節などで起きている痛みも、
比較的ウエイトの重い頭との接続部の首で起きている痛みも、
体の中心部分にある〝体幹バランスの崩れ(偏りや歪みやズレ)〟が
原因になって起きていることが想像でしませんか?
そして、体幹からの距離が離れるほど歪みやズレの影響は大きくなり、
その状態のまま動かしていると、結果的に極端に負担がかかる部分が
生まれることもイメージできるはずです。
体幹の偏りが見つけづらく解消しにくい理由
背骨(脊柱)と肋骨でできた胸郭と骨盤(内部の力の働き)内力の働きは、
かなり複合的で分析が難しく、仮に分析できても体幹の偏りを解消するには、
合理的な力でしか解消ができないからです。
(体幹を分析できる専門的な知識だけでなく、内力の偏り微妙な差を感じ分けれる
感覚+安定した重心をキープできるスキルを持ち合わせていないと体幹を整える
のは難しいということです。)
体幹って体のどこの部分なのか
〝カラダのミキ〟 と書く体幹(たいかん)とは、
頭と首・四肢を除いた体の幹(コア)部分のことです。
もしかしたら、胴体(どうたい)という呼び方のほうが、馴染みがあるかもしれません。
体幹内部は、みぞおち附近にある横隔膜を境に胸部と腹部に分けられ、
人が生きていくのに重要な役割りを果たす内臓が胸郭に保護されながら
体幹部に保持されています。
インナーマッスルと呼ばれる深層筋と胸郭と横隔膜の働きで、
腹圧(みぞおちから下)の腹部内圧を高めることで体の歪みが整いますくなり
体のなかにつながりを感じ始めます。
体幹は、合理的な動作の中心になる部分でもあり、
生命活動においても運動においてもとても重要な部分になるのです。
幹が太くなることは
幹という字を見てイメージしたり連想するのは、樹木🌲ですが、
木が大きくなるには、幹が少しずつ太くなることで縦に伸びても支えることができ、
幹が太くなって枝を伸ばすには根が地中に広く深く張っていることが条件になります。
体幹(深部)の筋肉は急激には発達しませんが、集中して意識的に動かしたり、
意識的に呼吸をすることで呼吸(吸気や呼吸)に関係なく、腹圧を保てるように
なっていき、そうなることで体幹は確実に鍛えられて強くなっていきます。
体つきの〝つき〟ってナンダ?
体〝つき〟とは、
体の格好・様子・動かし方、骨ぐみや筋肉のつき方・太りぐあいなど
見た目(外側)に現れた体の全体の状況や形態をいいます。
変化はいつも内側からはじまるので、体幹(コア)バランスが整っていき、
無駄な力みがとれていくほどに身体感覚も明確になって、身体感覚を重視しながら
意識的に身体操作(ボディコントロール)して動いたり、微妙な違いを工夫しながら
動きのコツをつかんでいくことで、体つきはどんどん変わっていきます。
思っているだけでも、言ってるだけでも何も変わりませんが、
行動すれば変化が始まります。
行動が変われば結果が変わるように、体つきや顔つきが変わっていけば、
あなたの〝つき(運)〟も変わるかもしれません。
(健康運は確実に上がります👍)
まとめ
機械や道具には取扱説明書がありますが、体のトリセツはありません。
車の運転をするにはドライビングスクールで免許(ライセンス)が必要ですが、
体を操作することを学校でも塾でも教えてくれることはありません。
道具の便利な使い方をYouTubeなどで動画で紹介されていることはあっても、
体の合理的な使い方についての動画があったとしても感覚的な部分や微妙な
ニュアンスは動画だけでは伝わりきりません。
体幹のトリセツは、意識的な動きを繰り返して感覚を発達させながら
自分で体感することで自分自身で作り上げていく。
つくりあげ、アップデートしながら身につけていく。
そのアシストができるようにいつも準備しています。
ということで、今回はここまでです。
このブログが、あなたの健康維持・獲得のキッカケやヒントになれば幸いです。
最後まで読んでいいただきありがとうございました。
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