続・体を鍛える+整える 55歳を過ぎて感じてること

ゆるめる 意識的に動く意識的に使う
この記事は約4分で読めます。

 

(このブログは、①・②の続編です。)

 

50歳を過ぎ、体のことで〝あれっ?〟って感じたことのある方へ

around 60からの体の手入れに興味がある方は是非読んでみてください。

 

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凝り固まりやすくなった体のケア

 

50歳くらいまでは、あまり気になることもなかったし、

時々メンテしとけばいいか。なんて気がしていましたが、今はそれは無理。

 

メンテナンスだけでなく、休養も不可欠です。

 

筋肉は年齢とともに、保水力も弾力性も失い、回復も遅くなります。

 

仕事も家庭も余裕ができはじめる時期だからこそ、

 

「時々メンテナンス」ではなく、

 

体の声を無視せず、日々の疲れを翌日に持ち越さない工夫が大切です。

 

 

動きやすい体は健康寿命を伸ばす

無意識にこわばった筋肉がほぐれると、

血流や体液だけでなく、神経伝達もスムーズになります。

 

その結果、動きやすさを取り戻し「動くこと自体のストレス」が減っていく。

 

以前なら、触れられることが、“くすぐったい”と感じていたマッサージも、

今では「心地よさ」と「ゆるみ」へのトリガーへと変わり、体が軽くなるのを実感します。

 

この「ゆるんだ状態」を維持することは、単なるリラクゼーションではなく、

そこから、鍛えたり整える準備が完了した状態です。

 

最近改めて、筋肉の適正な張りとゆるみは、本来の流動性を回復させることを

 

身をもって実感しています。

 

この状態を維持することが、健康寿命を伸ばすことにつながります。

 

 

表面に触れてるのに、深部がゆるむ

 

不思議なことに、軽く表面に触れるだけでも深部がゆるみ、

芯から不要なものが抜けていく感覚があります。

 

これは、皮膚・筋肉・筋膜などが本来持つ「連動性」が働き出すからですが、

ゆるめるだけでは不十分です。

 

ゆるんだ状態の体を「正しく動かす」ことで、初めて適正化が進みます。

 

つまり、ゆるませるのは準備。

 

そこから動きの“くせづけ”を行い、

無意識の動作をアップデートすることが重要なのです。

 

 

体を整えながら鍛える理由

生活のゆとりに「貯金」が必要なように、体のゆとりには「貯筋」が必要です。

 

姿勢や動作を支えているのは筋力であり、筋力が強いから骨も強くなり、

栄養補給と運動がセットであるのはそのためです。

 

また、筋力は「心の状態」にも影響します。

体調が良ければ平気なことでも、疲れていれば負担に感じる。

心の耐性の差は、筋力の耐性と比例し、粘り強さに直結するのです。

 

だから、「整える × 鍛える」を並行させることが、日常を快適にする土台になり、

正しく動くことを体に馴染ませていく必要があるのです。

 

 

アンバランスになる理由

整える

人の体は、そもそも左右対称にできていません。

 

心臓は中央にないし、肝臓は右に偏り、

横隔膜は前後左右や肺の形も左右で違います。

 

それに加えて、感覚の発達には個人差があります。

幼少期の体験や多様な動きの経験が少ないと、バランスをとる力が育たず、

無駄な力を使う癖がついてしまうのです。

 

逆に、運動が得意な人ほど無意識にバランスよく体を使えているので、楽に動ける。

 

つまり「上手くできない」のは、

未発達なだけで、本来は訓練で取り戻せるのです。

 

 

リラックスの正体

 

リラックスという言葉には、

言葉のニュアンスには個人差があって、

脱力すること。と思っている人も少なくありません。

 

「リラックス」と言われて、

もし完全に脱力したら立つこともできません。

 

「必要な部分に必要な分だけ力が入っている」状態が、リラックス状態。

 

外からは、力が抜けているように見えるけれど、

内側では、必要な筋肉がしっかり働いて充実している状態。

 

これは数値化しにくく、無意識の調整によって成り立っていて、

意識的に整えるほど自然な状態に近づきます。

 

 

健康に生きるためのクセづけ

 

around60の体には、

「無意識に動ける」ための正しい“くせづけ”が欠かせません。

 

ゆるめて、鍛えて、整える。

それは一度に全てを完璧にやる必要はなく、日常のちょっとした瞬間で十分です。

 

 

そうやって、小さな積み重ねがやがて無意識の習慣となり、

健康的な生活を支えるカギになります。

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

あなたの貴重なお時間を共有していただき感謝致します。

このブログが、あなたの健康維持と心身の豊かさのヒントになれば幸いです。

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