体のバランスって何?➁

粗大微細シキオリオリ(ニュースレター)
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2024.9.5  【加筆・編集しました】

(このシキオリオリは①と②に分けてあり、その②です。)

 

シキオリオリとは、

このブログを書きはじめる前から書いていたニュースレターで、

紙面の都合でカットした部分などを含めて加筆・編集したものです。

 

 

体のお手入れや手当てについて、体と感覚について

僕の考え方を書いてみたので是非読んでみてください。

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観たり真似るというトレーニング

観る真似る

 

 

マネる〟という言葉を漢字で書くと〝真似る〟(真に似せる)と書きます。

 

習うことは、真似ることから始まり、落語の世界にも三編稽古という稽古のやり方があり、

 

弟子は師匠の完コピではなく、真似をすることで個性を確立したり上達の秘訣だったりする

みたいなのです。

 

例えば、プロスポーツを観戦したり、上手な人を参考にして練習することで練習効果が

高まった経験をしたことがありませんか?

 

 

最近の脳科学研究では、

他人の行動を見ると自分も同じ行動をしているかのような反応をする

ミラーニューロンという脳🧠の神経細胞が活性化して、自分にも同様の身体能力が

あれば、その動きを再現できるようになるそうなのです

 

スポーツを観戦して、その選手になりきることで視覚だけでなく聴覚情報も活性化して

再現できるようになるそうで、このミラーニューロンは知覚と運動を統合するのに重要な

役割を果たしているかもしれないことが分かってきたそうです。

 

 

観て聴くことは

 

他人の動きをじっくり観察したり聴くことで臨場感が高まり

その相手と同じ動きをしている時と同じように脳内の細胞が活性化していく。

 

師匠と弟子の三編稽古の関係性を考えても、良い意味でも悪い意味でも

人は身の周りに居る人に影響されていくので、

例えば、ビジネスで成功した人のそばにいると自分も成功しやすく

芸術や芸道も下手な人といると自分も下手になるというのも

ミラーニューロンの働きが関係しているということかもしれません。

 

 

直接的に体を動かすだけでなく

良いものに触れたり理想の選手の動きをじっくりと観察して真似することも

立派なトレーニングになるということです。

動作とは、複合的で協調的な動き

複合的

 

関連・協調動作とは、

 

手と手、手と目、足と手などそれぞれ個別の動きを一緒に制御して行う運動のことです。

 

 

例えば、⚾️キャッチボールをする時にボールを目で追いながら、投じられたボールにあわせ

て移動しグローブでキャッチするという動作をほぼ同時にしています。

 

サッカーなら走りながら、相手と見方とフィールド全体を見ながらボールタッチしたり

ドリブルしたり、パスを出したり受けたり、移動したり…

 

縄跳びをする時には、リズミカルにジャンプを連続して行いながら、縄を回す動作と

タイミングとジャンプのタイミングをコントロールしなくてはいけません。

 

 

🚲自転車に乗るには、足はペダリング、手でハンドリング、目は前方を見ながら周りにも

気を配り、サドルに座って自転車が左右に倒れないようにバランスを保ち、状況に応じて

左右の指で前後のブレーキ操作をしながら前へと進みます。(コレはかなり複雑な動作です。)

 

 

そして、これらはどの動きも〝集中した乍ら(ながら)動作〟

 

 

 

当店では、

 

👍 休眠している感覚を刺激して目覚めさせ

👍 忘れかけていた感覚を思い出したり取り戻し

👍 知らない間に偏った感覚の調整をしたり発達させ

 

体の内側( INSIDE) の発達を促す

呼吸方法/エクササイズ/トレーニングを推奨しています。

 

呼吸/エクササイズ/トレーニング

バランス

 

呼吸もトレーニングもエクササイズも(基本的に)

 

手足を大きく動かさないし、複雑な動きもしません。

 

必要以上に重いものも持たないし、無駄に激しい動きもありません。

 

なので、心拍数が急上昇することもほぼありません。

 

体を大きく動かさない分、重心や呼吸に集中して全身で動かないと正確に動けませんし、

シンプルな動きなのでごまかしが効きません。

 

 

重いものは持たないけれど、全身に心地よい疲労感を感じたり、

 

大粒の汗はかかないけど、全身の汗腺からしっとりとした汗をかいたり、

 

体の芯から動くことでポカポカと温かくなります。

 

 

ただし、集中していないと、何が正しいかが体感できないかもしれませんが 笑

パフォーマンスUPのカギになるもの

パフォーマンス

 

パフォーマンス向上には、筋力や持久力アップも必要ですが、

 

正しいフォームを身につけたり、体の操作性が高いこともポイントです。

 

そしてこのことは、運動選手に限ったことではありません。

 

 

〝筋肉をリラックスさせる〟

 

〝体の深いところにある筋肉インナーマッスルを意識する〟

 

〝丹田を意識する〟

 

などの言葉をよく目にしたり耳にしたりしますが、

 

正しいフォームを身につけたり操作性を高めるには、

 

姿勢や内側にバランスよく集中した状態で体を動かすことが必須条件になるのです。

 

 

呼吸も動きも、できるだけゆっくりと大きく動かし、一定の速度で行うことが

深部にある筋感覚を認識させ、それを動作のなかで使いこなすためにとても有効なのです。

 

まとめ

まとめ

 

体のメンテナンスは外側からだけでなく、内側からもできていますか?

 

自分が動くイメージと実際の動きと感覚の同調を重視して、

 

誤差が少なくなるように修正していくことで動きの〝質〟がグッと高まります。

 

身体能力を効果的に発達させるには、

 

意識的に観たり聴いたりして脳内を刺激することも重要な要素になってきます。

 

 

体を動かすことは、全身を協調させながら複合的に使うことですが、

 

正しい体の動かし方は、筋肉も含めて身体感覚がとても大事。

 

 

見た目の形よりも、どういった姿勢と感覚で動くか。

 

体という〝一生もの〟の道具をスマートに使いこなせるように、

 

あなたも体の内側からのメンテナンスもはじめてみましょう。

 


ということで、今回のシキオリオリ❷はこのあたりで。

 

 

今回のニュースレターが、

 

読んだ方の健康維持・獲得のキッカケやヒントになれば幸いです。

 

❶❷と最後まで読んでいただきありがとうございました。

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