2020.3.25 【加筆・編集しました】
(このブログは①から③に分けてあり、その①です)
なんだか朝から体がだるい、朝晩涼しくなってきても体調不良の方は
もしかしたら夏バテかも?
夏の疲れが蓄積している方は是非読んでみてください。
夏バテしていませんか?
暑さもピークを過ぎて、朝晩少し涼しくなってきたのに体がだるい。
初秋なのに夏バテ?
日中はまだまだ暑くても、朝晩の気温がぐっと下がってくる時期に多くなるのが、
夏バテです。
🌞夏バテの〝バテる〟とは、
動けなくなるほど〝疲れ果てる〟の〝果てる〟が語源になっていて、
もともとはスポーツや競馬用語だったものが、一般にも使われるようになったそうです。
夏の盛りよりも夏の終わり、少し涼しくなってきたかなぁ…
と感じる頃から(実は)本格的な夏バテシーズン。
風邪のように熱が出たり、体のどこかにハッキリと痛みがあるわけでもなく、
体がだるくて食欲がない、体調を崩したり体重が低下したり…
暑さが和らいできた頃に、夏の暑さに負けないように頑張ってきた
体の疲れがドッと出てしまうのです。
夏バテの症状
夏バテの代表的な症状は、全身のだるさと疲労感です。
朝から体がだるく、寝ても休んでも疲れがとれにくくなります。
更に、熱帯夜が続くと睡眠不足になりやすく、エアコンの温度設定も
下げざるえないので症状が更に悪化していくという悪循環に陥りやすくなります。
夏バテは自律神経の不調が原因なので、消化機能も低下して食欲不振に陥ったり
体に必要なエネルギーやビタミン不足を招くケースもあり、その結果だるさや疲労感が
増して、気力も低下するのです。
夏のギックリ腰
そして、夏バテしやすい時期に多くなるのが、ギックリ腰です。
エアコンの風が体(素肌)に直接当たったまま寝て寝冷えしたり、
消化器の不調や食欲不振で熱エネルギーが上手くつくれず、
体の芯が冷えた状態で動いているうちに腰を痛めるケースや
疲れが溜まってかたくなった体を無理して動かしているうちに
無理のある動きのくり返しでギックリ腰になるケースが多く、
体が疲労している分でけ回復しにくいのがこの時期のギックリ腰の特徴です。
夏バテの原因(その1)温度差は諸刃の剣
例えば、体温と変わらないくらいの高温の屋外から、
エアコンが効いていて冷んやり気持ちの良い室内に入ると気持ちが良いだけでなく、
息苦しさから解放されるような感覚すら感じます。
そのまま室内に居れるならいいのですが、汗がひくかひかないかのタイミングで
また高温の屋外に出る、このくり返しパターンは体に相当なダメージがあります。
猛暑の屋外からオアシスのような室内へ入ると気持ちが良いのですが…
急激な温度変化は自律神経に負担をかけて体力が消耗する原因になり、
かといって気温が30℃前後ならともかく、体温とそう変わらない気温の
屋外にずっといれば、暑さと紫外線がストレスになり、どんどん体力を消耗して
夏バテを引き起こす原因になるというどちらにしてもキツい状況になります。
自律神経が対応できる温度差は ±5℃ 以内なので、
夏の前半よりも後半に自律神経にかかる負担はどんどん蓄積していき、
少し涼しくなった頃に一気に胃腸の不調や倦怠感、食欲不振を招いて
夏バテを引き起こすのです。
夏バテの原因(その2)汗が蒸発しにくい環境
気温が高くても湿度が低ければ、汗をかいて(水分補給さえしていれば)
汗が蒸発することで体温も下がり、暑くても比較的快適に過ごせます。
日本の夏のような高温多湿の環境下だと、空気中の湿度が高いことで
発汗も蒸発もできにくくなって(いわいるジメジメ感とか肌がベタベタする
あの不快指数高い状態)汗が気化しにくいので体温も下がらず、体温調節が
うまくいかなくなり、汗が乾きにくい不快感と合わせて疲労感が倍増します。
湿度が高いと汗をかきにくく、汗をかいても蒸散(気化)しにくいので
熱が下がりにくくなる。
こんな環境が気温がさほど高くない時期に熱中症が起きる原因のひとつになっているのです。
夏バテの原因(その3)人工的な熱帯夜
熱帯夜とは、造語で熱帯地方の夜のように暑い夜という意味ではなく、
最低気温が25℃以上の暑い夜のことです。
ちなみに、熱帯地方でもマレーシアなど標高が高い場所になると
夜は気温がいっきに下がって意外と涼しいそうです。
温暖化で平均気温は上昇し続け、緑や土の地面が少なくなってアスファルト舗装が
増えるほど昼間の熱が地面に蓄熱されていき夜になっても気温が下がらない。
気温が下がらないから、エアコンの普及率も使用率が高まって一部屋に一台が
当たり前になったことで室外機も密集化して、夜間でも都市部や住宅密集地ほど
室外機から出る温風で気温が下がりにくくなっているのです。
エアコンのスイッチをOFFにすれば寝苦しく、ONにすれば快適だけど冷え過ぎると
体だるくなったり、日の出も早いことから睡眠時間も質も低下していき、日中の疲労を
回復することができにくなり、疲れがドンドン蓄積していって夏バテの原因になる。
睡眠の質をいかにして高めるかが、体を回復させるカギになるのです。
と、今回(①)は、ここまでです。
②は、夏バテと病気について書いていますので是非読んでみてください。
このブログがあなたの健康維持・獲得のヒントやキッカケになると幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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