2024.9.14 【加筆・編集しました】
(このブログは①②③に分けてあり、その③です)
今回は、自分の目的や目標に向かって何をどうすればいいのかが分からない時、
選択肢に迷った時、その時その瞬間の最適解を選んでどう修正しながら
目標達成や目的遂行に近づけていくかを整理して考えてみました。
計画立案/修正/達成のプロセスに興味がある方は是非読んでみてください。
OODA loop(ウーダループ)に落とし込む
OODAをクライミングで登る前の戦略の立て方や考え方、
途中でフォールして完登できず(落下してゴールまで登りきれず)フォール後の修正に
必要な行動と考え方、スキルアップのやり方にも非常に似ています。
O Observation (オブザベーション)
これから登る課題をしっかり(遠くから近くから、左から右から)観察する
O Orient (オリエント)
どのルートや手順足順が最適でゴールできる確率が高いのか仮説を立てる
D Diside (ディサイド)
今の自分のコンディションや外的な環境など把握できる現状を考慮して、
立てた仮説の中から完登の可能性が最も高いひとつの方法を選択する
A Action (アクション)
決めた仮説に沿って行動し、観察では分からなかったことは現場処理しながら
(次のループを意識して)現場での観察と情報収集を行う
上手くいかなかった場合は、失敗の原因の整理と1ループ目で把握した情報を
踏まえて素早く次のループを回す。
OODA loopをクライミングに落とし込む考え方
1.登る課題をさまざまな角度や距離(遠距離/近距離から)観察して完登(ゴール)に
必要な情報を集めて整理する。
2.観察して得た情報を元に完登の可能性の最も高いムーブ(登り方)の仮説を立てる。
3.立てた仮説の方向性に沿ってなにを目的にするかを決断する。
👉完登したいのか、自己ベスト更新なのか、勝負に勝ちにいくのか
自分がどうしたくて、それには何をしないといけないのかの再確認
👉それにはどうすればいいか、考えられる選択肢をリストアップする
👉自分の意思と選べる選択肢の数、体調やコンディション、まわりの状況や
過去の情報などから判断し、効果的かつ未来を変える選択肢を決断をする
4.決断して行動した結果とその際に得た情報から仮説を立てて
次のループを回し、行動の結果だけにとらわれず次の行動のプロセスと捉える。
フレームワークって武道や芸道の型に似ている
フレームワークとは、
⭕️ 無駄な思考時間を短縮して成果を上げる考え方のひな型
⭕️ 共通して用いることが可能な考え方で
意思決定/分析/問題解決/戦略立案/などの枠組みで対象範囲内で
問題解決や意思決定をしやすくしたテンプレート
⭕️ 行動する上で迷ったり悩まないように考えるべきポイントをパターンとして落とし込み、誰でもできるようにしたもの
型とは
⭕️ 型とは、武道や武術、芸道などの技術を磨くためのもので、
型を用いた稽古を型稽古と呼び、
学んだ流儀の正確な所作/動作/趣旨を理解し確認するのが目的
⭕️ 基礎/基本で〝次〟を生む、いざという時に心と体がひとつになって動くように
心身をつくり上げる身体操作の要を学べるもの
⭕️ 無意識にその動きができるように身につけ、全てのスポーツや武道/武術/芸道/
エクササイズ/トレーニングの〝もと〟になるもの
⚪️ 無駄を省いていきシンプル化しながら繰り返し磨き上げていく。
⚪️ いざという時に咄嗟に判断・行動できるスキルを身につけていくもの
⚪️ 基本中の基本、やりたいことの〝もと〟になるもの
ビジネスと武道や武術、芸道と道はぜんぜん違っても、
〝フレーム〟と〝型〟というように名称も働きもよく似ていて、
それの有る無いで達成/成長は大きく変わってきます。
まとめ
型やフレームという名の通り、決まった動き方や考え方と流れがあり、
繰り返し正しく繰り返すことで心と技と体が洗練されていき、
目指すゴールへと近づいていくためのツールになる。
勝つためのツールでなく、自分の能力を最大限発揮したり自由自在に動き
成長し続けるためのツール
成功するためのツールでなく、失敗から学び、失敗する確率を下げていくことで
成長していくツール
今後ますます世の中はすごい速度で変わり続け、どんどん便利で快適になっていっても
普遍的で不変的なのが、ものごとの本質。
これからも、体の〝質〟・動きの〝質〟・生活の〝質〟・人生の〝質〟
をアップデートするアシストをしていきたいと思います。
ということで、これで全ておしまいです。
①②③と長文にお付き合いいただきありがとうございます。
このブログがあなたの健康維持・獲得のキッカケやヒントになれば幸いです。
長文を最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント