2024.9.15 【加筆・編集しました】
(このブログは①②③に分けてあり、その②です)
自分のゴールに向かって何を?どうすればいいのか?が
分からない時、選択肢に迷った時、
その時その瞬間の最適解を選んでどう修正しながら
ゴール達成に近づけていくのかを整理して考えてみました。
計画立案/修正/達成までのプロセスに興味がある方は是非読んでみてください。
OODA(ウーダ)loopというフレームワーク
ウーダループは、不安定で不確実、複雑で曖昧な世界、
まさに、これからの世の中のような世界での活用を前提に考えられています。
不安定(Volatile)不確実(Uncertain)複雑(Complex)曖昧(Ambiguous)
の頭文字でVUCA(ヴーカ)の世界(時代)
そんなVUCAの時代には、観察 →状況判断 →意思決定 →行動をループさせながら
目の前の環境に応じて現場で判断/速やかに処理しつつ目的に近づいていき、
達成にこぎ着ける意思決定のスキル(フレームワーク)が、ウーダループ(OODA)です。
目標達成に向けて〝確実に成果が出ることにのみ〟集中して行動するための理論なので、
状況に応じてショートカットしながらループさせていきます。
成果に直結する選択をしながら、臨機応変にショートカットして
ループさせることがOODAが最速最強と呼ばれている理由だと思います。
勉強方法に落とし込んでみた
学力を高めたい、成績を上げたい、試験などでミスをした時に
次はどう修正して対処すればいいのか?
この条件をOODA(ウーダループ)に落とし込んでみると…
O Observation (オブザベーション)
成績表や返ってきた採点済みの答案用紙など、
自分の学力のアウトプットがどういう状況なのかを把握する
O Orient (オリエント)
どの教科のどの内容(問題)が理解できていないのか?
どんなミスが多かったのか?記憶/記述/穴埋めなのか?など
検証した情報を元にそれを改善するには?
勉強時間を増やすのか/集中力を高めるのか/
回答ミスした問題を全て解決していくのか?など
考えられる方法と方法の優先順位をピックアップしていき、
現状からゴールに最も近づくには、
どうすれば最適か仮説を立てる(仮説立案が最も重要なポイント)
D Diside (ディサイド)
自分の集中力や体力、残された時間や今後の試験スケジュールなど
さまざまな現状を考慮して、立てた仮説の中から最適解と思われる方法を選択する
A Action (アクション)
選択した方法に従って全力で行動し、観察や仮説を考えている時点では
想定していなかったことが起きた場合はリカバリーしながら行動し、
行動が上手くいかなかった場合はその原因を整理して問題を抽出し
1ループ目で把握した情報を踏まえて、次のループへとつなげる
(つなげることを優先してその時点での結果にはこだわらない)
OODAloopを学びに落とし込む考え方
1.できる限り情報を集め、情報を整理する。
👉自分はどうなりたくて、現状どうな状況なのか
(ゴールと現状の差を明確化する)
2.整理した情報を整頓して分析しながら、
ゴール達成の可能性が高い方法や方向性をまとめて仮説を立てていく。
👉それにはどうすればいいのか?より可能性がある選択肢を可能な限りピックアップ
3.考えついた方法と方向性の選択肢の中から、最も結果につながりそうな選択をする
👉自分の意思と選択肢、集めた情報から決断して最も効果的かつ未来を変える
可能性の高い選択肢を選ぶ(過去の成功体験に固執しない)
4.行動した結果と行動することで得た情報から検証する。
👉結果にとらわれず、結果は次Loopのプロセスと捉えてループを回す。
こうやってループすることで学力、成績アップという目標へと近づいていきます。
整体(施術)に落とし込むと
施術(の流れ)をプランニングする時の基本的な考え方
症状に変化がみられない時や、変化が停滞気味の時の軌道修正方法
根本原因から本質的な改善にも活用できます。
O Observation (オブザベーション)
お客さまの状態(顔色、姿勢、動作、仕草など)をしっかりと観察し、
お客さまの訴える痛みや症状から考えられる原因などを質問しながら聴きとりをして
ここまでの状況と現状を時系列にして、お客様の主観的な情報を集める
O Orient (オリエント)
全身のバランスチェック(検査)を行い、内力を分析して、
バイオメカニクス的な原因と経絡の反応から東洋的発想も加味して考え、
主観的情報と(検査で得た)客観的情報を把握した上で
内力分析の結果と照らし合わせて根本原因を探り出して絞り込み、
お客さまの希望を考慮しながら短期と長期の目標を設定して施術のプランニングを立てる
D Diside (ディサイド)
お客さまの訴える痛みなどの症状と体のバランス状態や意向を考慮して、
気温や湿度、気圧の変化、気候や月の周期などの外的な環境要因も踏まえながら
立てた仮説の中から現状で最も効果的な方法(最適解)を決める。
A Action (アクション)
選択した方法に沿って施術を行い、観察時や内力分析時には分からなかったことを
その時その場で把握しながらリアルタイムに対処していき、
触れたり動かすことでしか分からない情報収集をしながら
痛みや姿勢、動きなど変化を細かくチェックをする。
上手くいかなかった場合は、上手くいかなかった原因をレビューして整理し
1ループ目で把握した情報を踏まえて次のループを回しながら変化を促す
OODAloopを施術に落とし込む考え方のまとめ
1.気になっている症状や目指すゴールを確認共有する
2.現状の姿勢や動作を観察したり、痛みや患部の腫れ熱感などの情報を集めて整理する。
3.観察したり聴きとりなどで集めた情報と、内力分析の結果を踏まえて
痛みや不快症状の根本原因になる可能性の高いものから順にリストアップしていく
4.リストアップした中から、症状の原因になっている可能性が高く痛みや不快症状の
主要原因になっている可能性の高いものを選択する
👉お客さまがどうなりたいのか、どうしたいのかを再確認する
👉それにはどうすればいいか、考えられる選択肢をリストアップする
👉お客さまの意向と選択肢の数、体のコンディションなどから、
原因の可能性が最も高く、効果的に症状を変える可能性が高い選択肢をひとつ選ぶ
4.施術結果とその際に得た情報から立てた仮説とプロセスを検証して
次のループのプロセスと捉える。
ということで今回②はここまでです、③も是非読んでみてください。
このブログがあなたの健康維持・獲得のキッカケやヒントになれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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