体の手当てと手入れの基本的な考え方、体は一生物

手当て意識的に動く意識的に使う
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2020.3.17 【加筆・編集しました】

 

今回は、体を幹から整えるやり方と体を幹から整える運動(エクササイズ/トレーニング)

についての僕の考え方について書いてみました。

 

体に不調や変化を感じはじめた方、体力低下が気になる方、

理にかなった体の手当てや手入れ方法など、体の整え方に興味のある方は読んでみてください。

 

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体のテアテ(手当て)をしていますか?

手当て

 

僕の考える体の手当てとは、

〝痛くなってからどうにかする〟のではなく、痛くなりにくい体へと整えること。

 

 

僕の考える体の手入れとは、

〝動くことが痛みの根本原因にならないように〟正しく繰り返すことで

元気になっていくような意識的な運動(エクササイズ/トレーニング)のこと。

 

 

ケガや病気の状態や状況に応じて処置をすることを、テアテ(手当て)といいます。

例えば、痛み止めを飲む。 安静にする。 湿布を貼ってみる。

 

 

このブログでお伝えしていくテアテ方法とは、

一般的ではなく、初めて見聞きするような内容かもしれません。

 

考える × 整体

 

それはなぜか?

それは、痛みや不調の原因は、人それぞれ原因が違うからです。

 

 

痛み=結果、原因=過程(プロセス)なので、

⚫️ お客さまが感じている痛みや痺れなどの不快な症状

⚫️ 病院での検査の結果(血液検査・レントゲン検査・MRI検査など)

⚫️ 体のバランス状態(筋肉の左右差や偏り・骨折や捻挫などの古傷)

⚫️ 実際に体に触れてみて分かる情報

 

などの情報をふまえて、🤔 考えること(分析)をしないと分からです。

 

 

なぜ、そうなっているのか?

という〝問い〟を立てて行動しないと方法性の定まってない行動は、

 

仮に上手くいっても再現性もなく根拠に乏しく、

もしも上手くいかなかった時に、なぜうまくいかなかったのかという検証と

次はどうすれば良いのか軌道修正ができないまま〝さまよう〟ことになるからです。

 

 

一般的には、痛みなどの症状が出ている部分をケアしますが、

 

痛みを感じる部分は患部であっても原因部分ではなく、

痛みに隠れた根本的な原因部分はほとんどのケース本人が気がついていない、

もしくは意識しきれていない患部とはまったく別にあるからです。

(原因のハッキリしている打撲や捻挫などの外傷は除きます)

 

 

⭕️ 簡単な具体例

(その1)
右肩の動き(可動域)の悪さをカバーして、体幹を左に傾けて右手を挙げたり

動かしているうちに、繰り返し傾けている体幹(腰や背中)が痛くなる。

 

➡️ 背中や腰のテアテだけでは不十分だとは思いませんか?

元々、動きの悪い右肩を放置していると次は左肩の動きにも悪影響がでてきます。

(左右の肩は鎖骨と胸骨でつながっているので)

 

 

(その2)
疲労や睡眠不足が原因した体の冷えから、右の股関節の動きが悪くなり(固くなり)、

無意識のうちに動きの悪くなった右の股関節の動きをカバーしようとして左に負担が

かかり続け、左腰に負担がかかったり、骨盤全体を捻って全身のバランスが崩れ腰を

痛めている。

 

➡️ 腰や骨盤のテアテに加えて、生活習慣の見直しも必要だと思いませんか?

腰をいたわりながら休養して様子をみることも大事ですが、偏った動きを定着させたり

腰痛を慢性化させたくないですよね。

 

 

まるで〝氷山の一角〟のように、

痛みなどの症状には分かりやすく目に見える部分と症状に隠れた根本原因があります。

 

表面に出ている部分への処置も必要ですが、

隠れた原因部分が変わらない限り症状はかたちを変えながら出続け慢性化していくのです。

 

 

結果も含めて過程を考える

バランス

 

人は、物事を単的に〝点〟でみる習慣があります。

 

過程を含めて結果があるのに(プロセスを見ずに)起こった結果

 

〝点〟だけで判断しがちです。

 

 

体の痛みは、プロセスが単純ではないことが多く、

計算式に喩えると、

➕足し算とか➖引き算ではなく、複雑な四則演算になっています。

 

 

点と点をつなげてひとつの線として考えてみる。

つながってできた線をプロセス(過程)として捉えることができると

プロセスに問題を解決するカギや原因を解消するヒントが隠れていることに気づき

 

悪い変化の逆の変化=良い変化をするにはどうすればいいのか?

それに必要なプロセスが分かるのです。

 

体のテイレ(手入れ)をしよう

ケア

 

体はたくさんのパーツで構成されていますが、

バラバラのパーツをひとまとめにしてできたものではなく、元々はひとつです。

関連・協調して動いている体も動き方も、ひとつながりが理想です。

 

 

筋トレしてパワーアップしたり、ストレッチで柔軟性を高めたり、

ウオーキングやジョギングをして心肺機能を高める。

 

疲れを残さないようにしっかり休養や睡眠をとったり、

美味しいものを食べたり、旬の食べ物やサプリメントで必要な栄養や

不足がちな栄養を補給する。

 

好きなジャンルの音楽を聴いたり、映画やドラマを観たり、

家族とのんびりしたり、ゆっくりとお風呂に入ってリラックスする。

 

体のコンディションを整えるのに、体に手をかけてあげることを

体をテイレする(ケアする・メンテナンスする)といいます。

 

 

このブログでこれからお伝えしていく

体の手入れ方法の基本的考えのひとつが、〝意識的に動く〟ことです。

 

 

別に意識しなくてもふつうに動けるし、理にかなっていなくても

今すぐに動けなくなることもどこかがすぐに痛くなることもありません。

 

むしろ意識しない方が自分にとっては動きやすく楽に感じるかもしれませんが、

継続は悪い意味でも結果につながりチリも積もれば山になります。

 

 

毎日の小さな積み重ね、良きにつけ悪きにつけ確実に体調と見た目の体の形の

変化につながっていくということです。

 

 

間違った動きを繰り返せば、その代償を痛みとして払うか、

自分の望まない体の変化として払うことになる可能性が高ということです。

(健康寿命を伸ばすことにもつながりません)

 

 

一旦起きた変化(結果)をキープすることは比較的大変ではありませんが、

悪い変化(結果)には苦痛が伴い、元に戻るには時間と労力が必要になります。

 

自分の体は、一生物(いっしょうもの)

ライフタイム

 

良いものをずっと使う。

手入れをしながら、使い心地が良いよう整える。

 

 

一生物という言葉は、修理するよりも買い換えることが推奨される

モノが溢れている現代ではほとんど使われなくなっきている言葉です。

 

 

物としてのライフサイクルが長い車には車検があり、

更に長く使う家は定期的にメンテナンスしながら住み続けるように、

 

体をできるだけトラブルが少なく、快適に使い続けるには

手入れ(テイレ)は必要不可欠なのです。

 

 

高齢化社会は終了し、世界で最初に超高齢社会を迎えた日本では、

体をテアテ(手当て)したりテイレ(手入れ)して、毎日健康的に生活して

できれば寝たきりにならないように健康寿命をのばす自助努力をすることが

当たり前の時代になっていくと思います。

 

 

(平均)寿命と(平均)健康寿命との差が約10年。

 

仮に健康に貯めることができるポイントがあるとしたら、

そのポイントをしっかり貯めておくことが、その10年の差を

埋めていき最後まで寝たきりにならない今からできる工夫だと思います。

 

体を使いやすく最適化しよう

リデザイン

 
リデザイン(Redesign)
とは、

再設計という意味で、完成されたデザインを更に最適化することです。

 

体は成長しながら感覚も筋力も発達していき、

完成後はゆるやかに衰退していきます。

 

そして、年齢の節目ごとに〝曲がり角〟と呼ばれる

衰えを意識せざるを得ない時期がやってきます。

 

 

例えば、若い頃とスタイルはほとんど変わらなくても、

若い時は似合っていても今は似合わない服や色があり、

若い頃には不釣合いで似合わなかった服や色が、

今ならすごくよく似合うようになっている。

 

体のバランスも年齢や体調などあらゆる条件ので日々変化しているので、

年齢や状況などその時々にあわせてベストな状態に最適化させていく、

リデザインしていくことが必要になってきます。

 

 

気力も体力もみなぎっている時期と、ゆるやかに衰退のカーブを描き始めている

時期とでは、それまでと同じ感覚で同じように使っていること自体、無理が生じる

原因になるのです。

 

💪 とりあえず力づくで動くことをやめてみる。

😗 自分がどんな呼吸をしているか意識してみる。

🦵 移動する時は重心を意識してみる。

😤 無駄に力むことを少なくして正しく動くことを意識する。

 

振り返りながら、動きを洗練させて最適化させていく必要があるのです。

 まとめ

まとめ

 

今までもこれからもずっと健康なら、それはとても幸せなことです。

 

気をつけたり意識しなくてもずっと健康なら幸運な人生だと思います。

 

人の体は一生物ですが、他の道具のように買い替えもパーツ交換もできません。

 

もし体に痛みが起きたら、結果だけでなく過程も含めてひとつのプロセスとして

 

捉えて、🤔考えてみる。

 

 

考えて動きの分析することで、症状に隠れて見つけにくい原因を見つけだし、

 

体を幹から整えていき、体が根本から変わるようにアプローチしていきましょう。

 

道理にかなった動き(のコツ)を身につけて、正しく動けるように日常動作の質も

 

高めて体と動きをアップデートしましょう。

 

 

 

このブログでは、僕の考える体のテイレとテアテ方法を提案しながら、

読んでいただいだ方が自分では気づかないような視点で健康に関するヒントやキッカケを

見つけることにつながり、健康的な生活を手に入れたり、健康寿命をのばすアシストが

できればと考えています。

 

 

長文を最後まで読んでいただきありがとうございました。

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