2020.5.5 【加筆・編集しました】
(このブログは、❶・❷に分けてあり、その❶です)
腰痛の原因や対処方法について考えてみたので腰痛でお悩みの方は是非読んでみてください。
原因不明ではなく、原因が分かりづらい。
「 腰が痛くて病院で検査をしたのですが、骨に異常はありませんでした。」
こういうお話、身の周りで結構聞きませんか?
腰痛ガイドラインによると、腰に痛みを感じているいないに関係なく、
レントゲン検査に加えてMR I検査まで追加検査をしたとしても
腰痛の原因がはっきりするのは約2割(15%)で、腰痛の原因の約8割(85%)は、
原因がはっきりしない原因不明という結果になったそうですが…
当店のお客さまの中にも腰が痛くて病院で検査したけど、明確な所見がなく
〝背骨の間隔が狭くなっている〟とか〝検査ではとりあえず問題ない〟ので、
とりあえず薬を飲みながら安静にして様子をみましょうとアドバイスされたと
いうお話をお聴きすることが高確率であります。
背骨と背骨の間隔が狭くなっている状態
背骨の間隔が狭くなっていても大丈夫?
そう思われる方もいらっしゃると思いますが、
言われたお客様の年齢が、10代や20代のお客さまだったら
ちょっと心配になりますが、多くのケースは40代以上のお客さま。
原因は、経年劣化や体内水分量の低下、運動不足による筋力不足や腹圧低下が
原因する背骨(脊柱)への負担増などがその原因として考えられます。
たとえば、背骨と背骨の間隔がほとんど無くなっていたり、
圧迫骨折などしていない限り、年齢的に白髪やシワが増えはじめるように
背骨もある程度の加齢現象が起きていて、ある程度劣化した状況になっていたとしても
なんの不思議もないという訳です。
(もちろん、その状態を推奨しているわけではありません。)
考えられる原因をピックアップしてみると、
検査をしても原因がはっきりと特定できない場合、
骨の問題というよりも、違う要因が複合的に関係していることが考えられます。
考えられる腰痛の原因
原因が複合的で分かりづらくて対処が後手後手になったり、
ごまかしながら放置しているうちに、慢性化しながら症状が少しずつ悪化していく
ケースが一般的で、そうなると絶えず腰に不安を抱えながら生活することになります。
骨や筋肉以外で考えられる原因とは
• 体を支えたり姿勢を保つインナーマッスルの筋力の低下
• 長時間じっと同じ姿勢でいることによる血行不良による冷え
• 運動不足、運動嫌いによる下半身の筋力低下
• 過食などベスト体重からかなりオーバーしている
• 隠れ冷え症、睡眠不足などが原因する血行不良
• 過労状態、休養不足、ストレス過多
• ストレスの多い職場環境、家庭環境などのストレス環境
• 隠れた病気を知らせる体のサイン
対処方法
もしも腰が痛くなった時、
睡眠不足や休養不十分で過労状態などの体調不良ならとりあえず休養をとったり
温かくして安静にしたり睡眠をとるなどの対策もひとつの方法ですが、
なんとか歩けるのなら(たとえ室内でも)散歩レベルの運動を早めに開始した方が
最終的に元の状態に回復するまでの期間が早いケースが多く、これは腰痛に限らず
一般的な病気のリハビリでも同様にできるだけ早く動き始めるのが最近の傾向みたいです。
腰痛を繰り返しながら慢性化する弊害
例えば、腰が痛くて自由に動けなくなると、
痛みや恐怖心で自由に動けないことが精神的なストレスになります。
それが長期化すると、痛みを緩和しようとする脳の働きが正しく機能しなくなって
過敏状態になり、痛みが悪化したように感じたりますます体を動かすのに恐怖感が
強くなっていくという負のスパイラルに陥ります。
しかも、腰を庇った不自然な動きは、二次的な不調を引き起こす原因になりやすく…
原因不明の腰痛が多くなるのは、
筋肉の炎症や神経根症状だけでなく、疲労や心理的・社会的な環境などの原因が
混ざり合わさった結果、骨に異常がないかを検査するだけでは原因を特定することが難しく、
原因が分かりづらいくなることが関係していると思われます。
というわけで❶はここまでです。
引き続き❷も読んでみてください。
このブログがあなたの健康維持・獲得のきっかけやヒントになれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント