2020.4.24 【加筆・編集しました】
(このブログは①②③に分けてあり、その①です)
腰が痛いとそれまで当たり前にできていたことができなくなります。
苦痛を伴う日常生活は、一気に不自由になります。
腰痛について、腰痛でお悩みの方は是非読んでみてください。
腰痛ってクセになるのか?
😵 「2、3ヶ月ごとにギックリ腰になるんだよ。」
😭 「ギックリ腰ってクセになるんですよね。」
初めて来店いただいたお客さまとのカウンセリング中や会話の中で
よくこんなお話をお聴きします。
急性の腰の痛みが、定期的に起きているというこの状況。
1年は12カ月なので、3ヶ月毎だと 12÷3=❹
日本には四季があるから、春夏秋冬それぞれの季節ごとで腰が痛くなっているということ。
いったん痛くなると(長い時で)約1ヶ月近く痛みを抱えたままごまかしながら
これまでなんとか過ごされていたそうです。
痛みは急性だけど、よくよく考えてみると立派な慢性症状。
言い方を変えれば、根本から原因が解決できていないから
(整っていないから)再発するということです。
腰痛の原因
季節が変わるごとに、暑かったり、寒かったり、ジメジメしたり、
空気が乾燥して肌がカピカピになったり、気温差や気候の変化に自律神経が受ける
ダメージは相当なレベル。
ただでさえ緊張感がある現代社会では、神経の伝達に不具合が起きやすい環境でもあり、
これらのことが重なることで疲労の原因になって、季節毎に強烈な痛みを伴う腰痛を誘発
する原因になっているのです。
腰痛の原因は当たり前の日常にある
掃除機を使って部屋を掃除する。
洗濯物を洗濯カゴからとって物干し竿やハンガーに干す。
お風呂やトイレ掃除をするのに中腰姿勢で掃除をする。
洗濯は全自動洗濯機が、食器洗いは食洗機が、ホウキとチリトリの代わりに
自動掃除機が、自動洗浄トイレなら使用後は洗浄成分が自動で洗い流してます。
それぞれ面倒な作業を機械がサポートしてくれる便利な世の中ですが、
完全にお任せには(今はまだ)できないので、体を動かしてなんらかの
作業をする必要があります。
もちろん健康的な生活に積極的に体を動かすことは必要ですが、
日常動作でも運動時でも体を動かす時、腰を曲げたり伸ばしたり
支えたりしながらあらゆる動きをサポートして、時には無理のある
動きをカバーしながら体を支えているのが腰です。
腰は、あらゆる動きの要になるということです。
腰を痛める時の状況を振り返ってみると
例えば、こんなケースって腰を痛めやすいですよね?
外傷系
⚫️ 転んで尻もちをついた
⚫️ 何かにぶつかって(ぶつかられて)腰を強打した
⚫️ 重いものを持ち上げようとした(持ち上げようとして腰をひねった)
⚫️ 反動をつけたり無理のあるエクササイズやストレッチで腰を伸ばした
(インナーマッスルの大腰筋は、伸ばされると働かなくなります)
歪み偏り
⚫️ 体が歪んでいる(腹圧が弱い)
⚫️ 体幹のバランスが悪く、偏った動きで腰に負担がかかっている
⚫️ 常に反動をつけたり無理のある動きで動いている
病気や妊娠など
⚫️ 内臓の病気が腰の痛みとして発症している
⚫️ 妊娠中、産後で体重が増加したり、体形やボディバランスが変化した
⚫️ 睡眠不足や疲労が蓄積して、血流が低下している
心もち
⚫️ 自分の気持ちを抑える(抑圧する)ことで、腰回りの筋肉が固くなっている
⚫️ 〇〇せねば、〇〇すべき的な完璧主義や凝り固まった思考パターン
姿勢や動作
⚫️ 姿勢が悪く生理的わん曲が崩れている
⚫️ 呼吸が浅い、もしくは偏った呼吸をしている →腹圧が安定していない
(呼吸は、吸気で大腰筋に呼気(吐く)ことで腸骨筋を刺激しています。)
⚫️ 動作の起(基)点が骨盤内部に安定しないことで、力がやわらかいウエスト部分に
逃げて、加重や衝撃が集中してしまいがち
気象
⚫️ 夏の台風、冬の寒波や寒冷前線通過の前後の急激な気圧の変化
(気圧の変化は肺を通過しているツボに影響を与え、気温の変化は肝臓を通過している
ツボにそれぞれ影響を与えて、その時の体調次第と併せて腰痛の原因になります)
他にもいろんなケースが考えられますが、
主なケースってだいたいこんな感じだと思います。
外傷や運動、病気が原因するものから心の使い方、姿勢や呼吸や腹圧、
自然環境の変化の影響まで原因が単独なケースから複合的なケースまで、
体の中心部分で上半身を支えながら、良い動きから悪い動きの時は特に
無理な動きをサポートしている腰には体の中での役割的に負担がかかりやすく
疲労したり痛めやすいのです。
腰痛は結果
腰痛は結果、僕はそう思います。
心の動きも体の動きも意識無意識に関係なく
〝かたく〟なっている(いた)ことが原因して誤作動を起こし、
その影響をモロに受け、それをサポートしようとして腰を痛めています。
もちろん、妊娠(うれしいこと)や病気(うれしくないこと)が関係していることもあります。
(妊娠は期間限定ですが、病気の場合は病気が治ることが条件になります。)
さまざまなプロセスの結果として、腰痛になっているということです。
ということで今回①はここまでです。
引き続き②も是非読んでみてください。
このブログがあなたの健康維持・獲得のきっかけやヒントになれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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