歩くのとペダリングするのってどっちが体に良いのか(②)

考察動きの質と動きのコツ
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2020.4.10  【加筆・編集しました】

(長くなったので①・②に分けてあり、その②です)

 

今回も歩くこととペダリングすることについて僕なりに考えたことを書いてみました。

散歩したり自転車に乗ることが好きな方は是非読んでみてください。

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歩くこととペダリングの違い

ペダリング

 

外を歩くことも、マシーンを使ってベルト上を歩くことも、

 

エアロバイクに乗ってペダリングすることも、

 

脚力や心肺機能を鍛える目的なら、どれも効果的です。

 

 

歩くこととペダルを踏む動きは、脚を動かす軌道もよく似ていますが、

 

むしろペダリングの方がケイデンス(ペダルの回転数)を上げれば

 

積極的に心肺機能や脚力を鍛えられます。

 

 

骨は人の若さをつかさどる門番ともいわれていて、

 

骨を適度に刺激することが目的ならペダリングよりも歩く方が効果的です。

 

 

舗装されてない土の道を歩く > 舗装された屋外の道を歩く > 

 

室内にあるマシーンを使って歩く > ペダリングの順で骨への刺激は強くなります。

 

 

下半身の筋力や心肺機能を鍛えるという意味では、

 

どれも効果的だと思いますが、骨を含めた全身への刺激と考えると

 

平らで歩きやすいゴム製のベルト上を歩くよりも、

 

小石や草や小さな凸凹を踏みしめながらバランスを保ち、

 

自力で前に進む屋外の未舗装の土の道を歩くのが理想的だと思います。

 

僕の考える理想的な散歩

理想的

 

早く歩くことは大切な要素ですが、

 

移動する早さだけを求めるとフォームが崩れる原因になります。

 

 

せっかく歩くのならフォームが崩れないように歩き、

 

目的がなになのか、意識することを明確にして歩く。

 

楽しむことや続けることは大切ですが、ダラダラ歩くのは勿体無く

 

歩数は少ないよりも多い方が理想的ですが、

 

悪いフォームや崩れたフォームで歩数が多くなると

 

その分だけ故障する確率が高くなります。

 

 

歩く時に意識してほしいポイント

 

⭕️ 腕は意識的に後ろへ振る。

手を前に振るとか、大きく振ることを意識して歩くのではなく、

 

肘が曲がらないように意識して体の背面へ腕を振る。

 

⭕️ 頭がブレていないか時々確認する。

少し遠くの目標物を見ながら歩くとブレを視覚的に確認できます。

 

⭕️ 地面を蹴ったり足を引きずって歩かない。

自重を利用して無駄に足を使わずに重心の移動で歩く。

 

体の真下へ荷重して、支える脚と動かす脚の切り替えがスムーズになるように。

 

⭕️ 時々、足元を確認する。

左右の足の運びがまっすぐで均等になっているか歩きながら足元をチェックしてみる。

 

⭕️ イメージとのギャップを修正する

時々、自分が歩いている動画を撮って自分の動いているイメージと実際の動きが

 

一致しているのかをチェックする。

 

 

鼻緒のある履物(ビーサンや雪駄、下駄)などで歩くと、

 

歩く音で脚の運び方の癖が確認でき、マメや擦れで歩く時の足癖が確認できます。

 

歩くことについての考察

考察

 

歩くことの〝質〟だけを考えるなら、

 

いろいろな刺激がある屋外を歩くのがベストだと思います。

(舗装されていない自然の中の土の上を歩けるなら更に良いと思います。)

 

 

但し、健康に不安がある方や車や自転車などとの接触事故などの安全面の確保に加えて、

 

もしも急に体調が悪くなったとしても、ジムスタッフがいる安心感や

 

天候や気温などの環境的な安定性を考えて、ジムで歩いたりペダリング

 

するのがベストだと思います。

 

 

晴れて気温もおだやかで近くに歩ける公園があるなら外に歩きに行き、

 

体調に不安があったり雨の日や風が強いなど外を歩くのにイマイチな気候

 

なら、ジムで歩くという感じで使い分けるのが最適解という考え方です。

 

 

歩くことって誰かから教わることもなく、成長の過程で自然にできるように

 

なっていき、いつの間にか当たり前に歩くことが普通になっています。

 

 

誰からも教わっていない状況で、筋力もないし関節も未発達の状態だと

 

理にかなった動き以外では歩けないのですが、そこから成長して骨も関節も

 

強くなり筋力も強くなるに従って歩く動きがより洗練されていくのではなく、

 

いろんな情報や知識が入ってくるほど、どんどん自己流になっていきます。

 

 

直立二足歩行なので、正しく直立することが基本になり、それを前足に重心を

 

移動させながら前へ進んでいく。

 

 

体がメンテナンスフリーではないように、歩くというシンプルで日常的な動き

 

も時々チェックして、チューニングしてみる価値はあると思います。

 

まとめ

まとめ

 

日常的なことほど、パターン化したりルーティン化していき

 

意識したり時々チェックしてないと、慣れてしまい惰性になって

 

ちょっとした体の変化や異変に気がつかなくなっていきます。

 

 

歩くことは、能動的な動きで主体的や自律的に生きることの

 

自己表現のひとつです。

 

 

〝足るを知る〟という言葉は、足すことよりも無駄に気づいて引いて

 

いきながらシンプル化していくことですが、

 

足を動かして歩くこともまた、思考をシンプル化していくことにつながって

 

💡アイデアがまとまりやすいのかも知れません。

 

健康的に毎日を過ごしたいという目的が達成されるように、

 

健康を維持し続けられるようにちょっとだけ意識的に歩いてみましょう。

 

 

 

このブログがあなたの健康維持・獲得のキッカケやヒントになれば幸いです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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