体も頭もリラックスする方法(①)ボンヤリするだけで整う

疲れと炎症体のしくみと働き
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2020.4.6  【加筆・編集しました】

(このブログは①・②に分けてあり、その①です)

 

何も考えないでボンヤリしたりボーッとしたりリラックスすること。

ボンヤリすることで起きる体の反応について興味のある方は是非読んでみてください。

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ボーっとしていることが、実は

ボンヤリ

 

誰でも(自分にしかわからないことも含めて)いろんな側面があるように

 

物事にも多様な側面があります。

 

例えば、腰痛や肩こりなど痛みは不快な症状ですが、

 

体にとっては異常を伝える正常な反応でもあり、不快だと感じることで自分の生活を

 

見直したり整えようとするきっかけにもなります。

 

 

なにもしないでボンヤリする。

 

って、忙しい現代人にとって贅沢な時間だとは思いませんか?

 

 

なにもしないこと

 

仕事もしない。スマホの電源も、アラームもオフ。

 

時計も外して見ない。家事もしない。

 

なにもしないし、なにも考えないでボーっとする。

 

 

今日のスケジュールや明日の予定、食事はなにを食べようか?とか、

 

何時になったから料理をつくらなきゃなど、思考することから意識の焦点を外して、

 

そこへはいっさいエネルギーを注がない。

 

 

なにもしないでボンヤリすることは、

 

実はとても創造的なプロセスです。

 

なにもしていない時、脳の働きは最も活発化していて整理整頓されている

 

心のメンテナンス状態、手入れをしてる状態になります。

 

 

デフォルトモードネットワーク

 

この状態を専門用語で、デフォルトモードネットワークと呼び

 

ボーっとしたりボンヤリするだけでなく、瞑想や座禅も同じような状態になり

 

デフォルトモードネットワークは、鬱や統合失調症、アルツハイマーなどの

 

精神疾患とも関係しているそうです。

 

 

(睡眠時間以外に)何もしないことで体を休めるだけでなく、

 

思考を停止して頭の中を整理したり心のメンテナンスすることは、

 

スピーディーで情報が溢れている現代ほど定期的に必要な時間だとは思いませんか。

 

ひらめく時の頭の中ってこんな感じ

ひらめく

 

脳は、約100億の神経細胞の塊で、超高速の電気信号がリレーされています。

 

いわゆる〝ひらめく〟瞬間には、脳の神経細胞全体を太い幹がつなげて、

 

集中とは違う特別な活性化状態になり、思考、記憶、理性など知的な働きをする

 

大脳皮質の記憶の断片を結びつけることで新しいアイデア💡につながるそうです。

 

 

部屋の整理整頓をすると仕事の効率が上がるという話を聞いたり、

 

それを自分自身で実感したことはありませんか?

 

その話や体験は噂話でも気のせいでもなく事実なんです。

 

 

モノや空間も整理すると

 

これはスマホのアプリや部屋の片付けも同様で、

 

不要なアプリを削除したり不要な物を捨ててみると、

 

動きの重かったスマホはサクサクと動き出し、

 

片付いた部屋は空気の流れが良くなって勉強や仕事効率がアップした。

 

そんな経験はありませんか?

 

 

できる人ほど(準備と片付け)掃除や整理整頓が得意です。

 

それがなぜなのか?

 

考えられる理由は3つあります。

 

💡 どこに何があるか把握できていれば、脳の余計な負担が減る

💡 シンプル化したことで流れと集中力が高まる

💡 物質も情報も整理整頓しておけば使いこなす能力が高まる

 

どれも似た感じですが、物が減ることで(どうでも良いことを)いちいち

 

決めるエネルギーを使わなくて良くなり、その分だけ必要な事にエネルギーを

 

集中して使えるようになる。

 

 

もしかしたら片付ける行為そのものが、脳に良い刺激を与えるのかもしれません。

 

能力と脳力を無意識につなげる仕草

仕草

 

能力も脳力もひらがなにすると同じ〝のうりょく〟ですが、

 

能力とは、何かを為遂げる力で、脳力とは、考える力のことです。

 

 

人間の生活は、ほぼパターン化されているので基本的に惰性で成立していて、

 

意識しないまま過ごすと日々の生活にはほとんど変化がなく惰性的パターンに

 

ハマっています。(生活における自分の常識とか普通とは、基本的に惰性です。)

 

 

そして〝慣れ〟とは、

 

考えなくてもできるように脳内に回路をつくることで、

 

利き手を当たり前に使いこなすように、自分にとって普通とか無意識にできる

 

ようになることですが、脳力は考える力なので考えたり意識的に動かしていないと

 

活性化しません。(適度な刺激が必要ということです。)

 

 

なにかを為遂げようとか、なにか考えている時、

 

僕は無意識に手で頬やあごを触る癖があるのですが、

 

これは自分特有の癖ではなく、ほとんどの人が手で頭や顔を触ったり、

 

腕を組んだり指を組んだり、あごに手を当てて腕も脚も組むなどの仕草を

 

無意識にしています。(まさに手当てしています🤔)

 

 

第二の脳を刺激する

 

どの仕草でも〝第二の脳〟とか、〝もう1つの脳〟と呼ばれる

 

指や手を無意識に体に触れているのですが、

 

もしかしたらそうすることで刺激が加わり、自分の〝のうりょく〟を

 

無意識に引きだそうとしているのかもしれません。

 

 

ちなみに、成人の1日の消費カロリー約2000カロリーのうち、

 

脳が消費している1日の消費カロリーは約400カロリーといわれていて

 

体重の約2〜3%の重さの脳が、全消費カロリーの20%も使用している

 

ことになりますが、体の末端なのに神経が集まっていて感覚が鋭くて器用に

 

動かせる手や指先をコントロールして動かすのに大脳皮質の約30%も使って

 

いるので、そのくらいのエネルギー量は必要なのかもしれません。

 

炎症と鬱って無関係じゃない

疲れと炎症

 

誰でも疲れてくるとテンションが下がるという経験があると思います。

 

「そんなの当たり前」と思われるかもしれませんが、でもなんで疲れると

 

テンションが下がる⤵️のか、🤔考えたことはありますか。

 

 

炎症マーカー

 

体内の炎症🔥を知らせるマーカーCRPの数値が高いと、

 

意欲や報酬系に関連する脳の領域間の交信障害に関係することが分かっています。

 

 

疲労に関係する臓器は肝臓ですが、

 

炎症を知らせるマーカーがつくられるのも肝臓なので、

 

この現象は体内の炎症が関係していると考えられ、気持ちが落ち込んでしまう背景には

 

体内で起きている炎症が関係している可能が高いということです。

 

疲れてくるとテンションが下がることは誰もが経験していることですが、

 

そう考えると、疲れは体内で起きている炎症🔥かもしれません。

 

 

実際、スタンフォード大学の研究で、疲れの原因のひとつとして

 

(むしろ主な原因として)脳から中枢→末端神経への神経伝達の

 

不具合が疲れの原因になっていることが明らかになっていて、

 

感覚的に怠いとか、調子悪い、疲れたと感じるのはそういった神経系

 

のトラブルなんだそうです。

 

 

CRP値(C反応性蛋白・Cリアクティブプロテイン)とは、

体内に炎症が起きたり、組織の一部が壊れた時に血液中に現れるので

 

体内での炎症の有無を判断するのに使われるマーカーです。

 

報酬系とは

心地良い時に活性化する快感を感じさせる脳内のシステムです。

 

 

 

 

 

というわけで、①はここまでです。

 

②はストレスについて書いてみたので是非読んでみてください。

 

 

このブログがあなたの健康維持・獲得のキッカケやヒントになれば幸いです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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