発汗のすすめ(前編)いい汗かいてますか?

体のしくみと働き
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2020.3.25  【加筆・編集しました】

(今回のブログは前・後編に分けてあり、その前編です)

 

暑いと汗をかきますが、汗にはどんな働きがあるのか?なんで臭うのか?

生理現象のひとつ、〝汗をかくこと〟に興味がある方は是非読んでみてください。

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汗をかくこと

 

暑くても、緊張しても、辛いものを食べても汗💦をかきますが、

 

汗かき体質の人にとって〝汗をかく〟こと自体がプレッシャーになったり、

 

コンプレックスだったりします。

 

 

汗が💦止まらずポタポタ滴りおちたり、汗染みになったりと状況によっては

 

ホントに勘弁して欲しい時もあります。

 

 

汗をかくと、ベタベタして不快だし臭うから気になるし、

 

いったん汗をかきはじめるとなかなか汗が💦💦💦止まらないし、

 

見られてる気がして人目👀も気になるし、

 

タオルとか着替えも欲しくなるしと何かと大変 😅

(僕も汗かきなので、よく分かります。)

 

 

汗のはたらき

 

汗の働きは、体温を下げるために皮膚(にある汗腺)から分泌され、

 

汗の水分が蒸発する時に体温を下げて体温調整をすることです。

 

汗のベースになるのは血液で、99%が水分で残り1%がカリウム

 

マグネシウムなどのミネラルを含んだ血漿と呼ばれるものです。

 

また、汗腺機能の衰えや水分不足で汗をかけなくなると熱中症になりやすく、

 

仮に汗をかく機能が無い場合、体温を一定に保てる外気温は31℃ くらいが

 

限界なので、温暖化が激しくなるほど汗をかくことは命を守ることにもつながる

 

といっても過言ではありません。

 

 

有機栽培をされている農家の方に聞いた話ですが、気温が32度を越えると、

 

野菜も一気に弱っていくので、日差しをシートで遮ったり水をたっぷりとあげたり、

 

酢を薄めたもの(糖質)を散布して暑さ対策をするそうです。

 

汗には種類がある

 

汗は汗でしかないのですが、

 

体のコンディションやシュチュエーションによって明らかに質の違う汗になります。

(冷や汗や脂汗をかいた、そんな経験はありませんか?)

 

通常、汗腺は血漿(血液から血球を除いたもの)の水分を濾過して、ミネラルは

 

血管に再度戻してから汗として出します。

 

これが、いわゆるサラサラした〝いい汗〟です。

 

 

肌に潤いをもたらすしっとりとしたいい汗にするには、

 

日頃から適度に水分補給をして汗をかき、汗腺を能動的にしておくことや

 

食生活でなにを食べるかを意識したり、疲れを溜めないようにリラックスする

 

ことを心掛けたりすることも大切です。

 

 

臭い汗の正体

 

運動や入浴などで、普段あまり汗をかく習慣がないと、

 

汗腺は休眠状態になるので汗腺の能動率が下がった状態になります。

 

汗をかいて体温を下げる際に能動汗腺が少ないと濾過機能がキャパオーバーして

 

濾過されずにミネラル分も一緒に汗として出されます。

 

これがいわゆる ベトベトした〝臭う汗💦〟です。

 

 

水分だけでない分、蒸発しにくいので体温も下がりにくく、

 

皮膚表面もベタベタしますが、臭いの原因は汗そのものではなく

 

汗が乾きにくくミネラルが皮膚の常在菌と結合するからです。

 

〝臭い汗〟以外に臭う原因

 

 

例えば、肉などの動物性タンパク質には臭いの原因なる成分が含まれるので、

 

肉食や刺激物のアルコール多い食生活をしていると汗が臭いやすくなります。

 

 

 

とは言っても…

 

焼肉や焼き鳥といえば、ビール🍺が〝テッパン〟ですし、

 

味付けに胡椒に一味に七味、ニンニクなどの香辛料は欠かせません。

 

 

また、疲労が溜まったりストレスが多いと体が酸化しやすくなって、

 

皮脂が酸化すると、加齢臭のような臭いが発生して汗と混ざることで

 

更に臭いやすくなります。

 

 

汗には〝冷や汗〟や〝あぶら汗〟という呼び名があるように、

 

(運動や体温調節以外に)精神的な影響でも汗をかきます。

 

 

めちゃくちゃ恥ずかしかったり、恐ろしかったり、緊張したり、

 

脳貧血や立ちくらみ、下痢した時や地味に苦しい時など…

 

暑くもないのに〝じっとりとにじみでる〟汗のことです。

 

 

その他にも、辛いものを食べた時に目の下や額、鼻の頭に汗をかく

 

味覚性の発汗や、皮膚や呼吸による不感蒸泄があります。

 

不感蒸泄

 

皮膚から約600ml・呼吸によって約300ml

 

だいたい1L 近くの水分が(不感蒸泄の1日量は、体重1kg✖️15ml )が、

 

ジッとしていても毎日失われていて、体温が1℃上がる毎に15%増加し、

 

外気温が30℃から1℃上昇する毎に15%増加するそうです。

 

汗の量は部位で違う

 

汗は全身の汗腺からいっせいにかくわけではありません。

 

一般的に足や腕などの末梢部位よりも体幹部の胸や背中(背骨)が

 

多いように、部位によって汗をかく量が違います。

 

 

また、体で最も多く汗をかくのは額で、その理由として考えられるのは、

 

生命活動に大切な部分であり、熱に弱い脳を守って温度を一定に保つために

 

最優先していて、同じ理由で心臓のある胸や脊髄の通っている背骨でも汗の

 

量が多いみたいです。

 

 

シュチュエーションと部位

 

💧掌(てのひら)や足裏の汗が多い

緊張しやすくてストレスが多く、交感神経が優位になっている状態です。

 

💧首汗をよくかく

ストレスやイライラを感じたり、お酒飲み過ぎや睡眠不足じゃありませんか?

肝臓が疲れていて、解毒をうまくできていないのかもしれません。

 

💧頭汗が多い

お腹が弱っていてお腹が冷えていることで、熱が頭に上がっている状態です。

刺激物のとり過ぎか、食べ過ぎで消化器系の不調ではありませんか。

 

💧脇汗ビッチョリ

不安や緊張、ドキドキしたりめまいがする時は、心臓が弱っているのかもしれ

ません。

 

💧胸より上で、急に大量の汗をかく

冬でも暑く感じたり急にほてってドッと汗が出たり。

更年期に限らず、女性ホルモン低下による自律神経の乱れかもしれません。

 

汗💦は汗なのですが、部位やシュチュエーションでこれほど違うのです。


と、今回は(前編)はここまでです。

 

後半は、汗をかくメリットとデメリットや対処方法について書いてみたので

 

是非読んでみてください。

 

このブログがあなたの健康維持・獲得のキッカケやヒントになると幸いです。

 

最後まで読んでいいただきありがとうございました。

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