自分の体を考察する

体のしくみと働き
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2020.3.24  【加筆・編集しました】

 

自分の体についてどのくらい知っていますか?

毎日当たり前使っているのに知ってるようで知らない自分の体。

いつもとは違う視点から見た体について興味のある方は是非読んでみてください。

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体のパーツ数を意識してみる

 

人の全身の骨の数は、

 

成人で約200本(個)、筋肉は約600本、関節が260個あります。

 

 

自分のイメージ通りに動くとか、動きやすい体になるには、

 

🕺 全身を動かす時に骨(骨格)を動かす感覚で動いたり目覚めさせること。

 

🏃‍♂️ 骨格をベストなポジショニングで支えたり、骨をコントロールしながら動かしたり、

 呼吸をしている全身の筋肉の稼働率を高めて、筋肉を細分化して使えるようになること。

 

🏃‍♀️骨と骨の接合部の関節の動きをイメージできていることの3つがカギになります。

 

 

例えば、筋肉の稼働率 = 分子 / 分母 なので

 

分子の数が分母の数に近いほど稼働率が高いことになります。

 

稼働率が高いほど、同じ動きでも全身的な動きができるようになり

 

効率がよくなるほどエネルギーロスが減るのでパワーが持続しやすく、

 

パワーダウンしにくくなり、パフォーマンスが高まるだけでなく動きが

 

スムーズになって怪我や故障をしにくい体になっていきます。

 

構造としての体を知る

 

構造とは、いくつかの部分から全体を成り立たせる組立てのことで、

 

それによって重力や重さを逃がしたり支えたりします。

 

体は重力や体の重さを筋力だけでなく構造で受け流すようにつくられています。

 

 

例えば、体重の約1割(8%)の重さの頭や上体の重さは、

 

肩甲帯の吊り下げ構造、背骨(脊柱)のS字カーブ、骨盤内のアーチ構造で支えています。

 

主要な呼吸筋であり、体を支持する要になるインナーマッスルの横隔膜は

 

ドーム構造になっていて、体幹の内臓を守る胸郭は梁構造になっています。

 

両足を合計しても体重の3%しかない筋肉で全体重を支える足底は、

 

3つのアーチ構造でサスペンションの役割を果たしながら体重を支えています。

 

 

それぞれの構造が正しく機能するには、

 

ベストなポジショニングとバランス、荷重ポイントがカギになります。

 

使えない筋肉はこわばる

 

かたくなって自由に動かなくなることを強張(こわば)ると言います。

 

筋肉が緊張したりかたくなると、硬直した分だけ弾力性が低下します。

 

弾力性が低下すると、負荷がかかりやすくなり更に緊張して麻痺状態に陥ります。

 

 

麻痺状態が続くと逆に弛緩しはじめて力が入りにくくなり、部分的な機能不全に

 

陥っていき使いたくても使えない筋肉になり、その筋肉は強張(こわば)ります。

 

こわばると左右差(偏り)が生まれ、一部分の強張りからはじまって、

 

全身的にバランスが崩れていきます。

 

 

強張(こわば)った筋肉を揉みほぐすのもひとつの解消方法ですが、

 

筋肉が緊張する原因を解消することでも、結果として起きている強張り(こわばり)も

 

解消されていき、体の構造を知ることは体を正しく使うことにもつながっていきます。

 

体の内側の〝動き〟や〝働き〟に敏感になろう

 

体は、動かさなくなれば動かさなくなるほど衰えていき、日常生活で息苦しさや息切れを

 

感じるようになると体を動かすことがなんとなく億劫になり更に筋力は弱っていき、

 

呼吸器系の機能低下は、背骨を硬直化させて弾力性までも奪います。

 

 

意識的な深呼吸を続けて、胸郭や呼吸筋を柔らかくするだけでも息苦しさは改善され、

 

楽に呼吸ができるようになるほど背骨の弾力性も回復していきます。

 

呼吸筋が弱るということは、背骨(脊柱)にかかる負担が大きくなることにもつながる

 

ということです。

 

 

見た目の動きも大切ですが、体の内側の動きや働きに目を向けたり敏感になることで

 

呼吸の質が高まり、背骨の弾力性を維持・回復させることにつながるのです。

 

負のループ(不調の連鎖と流れ)

 

パワハラだったりガミガミ怒鳴られるのもストレスですが、

 

例えば、体温を超すような外気温はそれ自体が体にとっては強いストレスになり、

 

ストレスを感じた体は、緊張して〝かたくなる〟ことで耐えようとします。

 

怒鳴られても暑くても、体にとってはストレスでしかなく体は緊張して固まるのです。

 

 

体の一部がかたくなったり縮むのはむしろ体の正しい(防衛)反応ですが、

 

暑いのにも関わらず、体が冷える原因のひとつにもなります。🤔

 

そして、体の中で一番弱い部分か緊張した部分の機能が低下していき、

 

それをカバーしようとした他の部分がに負担がかかったり酷使されて痛みを感じる。

(腰が痛くなりやすいのはカバーするのは基本的に腰だからです)

 

固まったり縮んだりして流れが淀んだ状態が定着すると、

 

いわいる〝サビついた〟状態になり、それが慢性痛へとつながるのです。

 

ストレスは痛みには直結しませんが、負の流れの結果として体に痛みを感じるのです。

 

利き手って使いやすいけど

 

日常的に使いこなしている手を利き手といいます。

 

日常的に優先的に使っているくらいなので、使い慣れてて便利なのですが、

 

使いやすくて便利な分(本当に気がつきにくいのですが)

 

力みやすくて、偏りやすくなります。

 

 

その利き手の疲労が首や肩へと波及していき、

 

肩甲骨や肋骨、鎖骨を硬直化させていき体幹全体の動きが悪くなって、

 

その動きをカバーしようとした腰が痛くなるめる。

 


えっ?って思われるかもしれませんが、

 

ギックリ腰や慢性腰痛のお客様の動作を分析をしてみると、

 

かなりの高確率で利き手の力みや偏りが根本原因になっているので、

 

腰を整えるだけではなかなか痛みの根本的解消にはつながらず、

 

いつの間にか定期的にギックリ腰になったり、慢性腰痛になっている

 

ケースが多いのです。

まとめ

 

健康的な生活をずっとしたいと思うなら、

 

毎日あたり前に使っている体をいつもとは違う視点から観察してみると

 

思わぬ発見があります。

 

原因と結果、プロセスを分析する考え方さえ分かれば、

 

自分の体に起きていることにもそれなりの理由があることに気がつきます。

 

 

自分の体について、今まで知らなかったり気がつかなかったり、

 

意識すらしていなかったことも、新しい視点や知識を得ることで読み解いてみると、

 

きっとあなたが健康的な生活を手に入れたり維持するヒントやキッカケになります。

 

 

というわけで、今回はここまでです。

 

このブログがあなたの健康維持や健康獲得のヒントやきっかけになると幸いです。

 

最後まで読んでいいただきありがとうございました。

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