体の使い方と動きの個性で美しくハジける

キャラクター動きの質と動きのコツ
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2020.3.23  【加筆・編集しました。】

 

体の使い方(動き方)には、人それぞれに個性があって、

それを活かすも殺すも自分次第。

 

誤解されがちですが、目立つことばかりが個性ではありません。

思い通りに体を操ってあなたらく〝美しくハジけたい〟方は是非読んでみてください。

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キャラは立てなくても既に立っている

 

人それぞれに顔も性格も違うから面白い。

 

言われてみると、そう思いませんか?

 

他人と自分は違うから、自分にないものを持つ他人は面白いしミステリアスで魅力的。

 

そして、自分とは違う(はずの)他人と共感できる部分があるから仲良くもなれる。

 

 

外国人から見ると、主張が無いとか個性が無いと言われる日本人ですが、

 

本当にそうでしょうか?

 

ちなみに〝キャラ(キャラクター)が立ってる〟とは、個性が確立していることを

 

いいますが、人に知ってもらいやすいように〝分かりやすい〟って大事ですが、


無理をしてキャラクターを立てなくても大丈夫、

 

個性とは、その人にしかない性質で、自分は自分以外の何者でもないので

 

無理をして立てようとしなくても、しぜんにキャラは立っています。

 

 

(それにも関わらず)誰かのモノマネをしたり、目立つようにと無理をして

 

キャラを立てようとしているのを見ると、気持ちは分かるんだけど逆に違和感を

 

感じたり不自然な気がしたりします。

 

 

目立つだけではダメ

 

映画や舞台などでも、目立つ主役とそれを引き立てる脇役があったとしても、

 

存在感のある脇役が輝いて見えることは決して少なくはありません。

 

 

誰かの劣化コピーや、とってつけたようなキャラでなく、

 

もの静かで目立たないキャラクターでも、あなたらしさが光るオリジナルが一番なのです。

 

 

キャラ(個性)を無理して立てることよりも、個性をじっくりと磨くことで

 

輝き始める、それが本当の個性だとは思いませんか?

 

動きにスタイルがある

 

思わず目を奪われる、視線がくぎづけになる。

 

目が離せなくなる、ギュッと心を鷲づかみにされる。

 

そんな、スタイルがある動き。 独創的な動き。オリジナリティ溢れる動き。

 

 

スタイルとは、種類のことではなく、

その人の精神が形になって表現されたものだと思いませんか?

 

本人の好き嫌いの取捨選択を積み重ねた結果の究極の自分の好み。

 

個性(スタイル)とは、もしかしたら その人の美学そのもの なのかもしれません。

 

 

簡単に答えを求めず、あえてマニュアルや解答には手を出さない。

 

安易に体裁だけを整えないで、ひたすら好きなことをやり込むことで磨かれていく…


そうやって確立されたものが、あなたのオリジナルスタイル、

 

だから唯一無二の存在になるのです。

 

抑えるほどに溢れ出て際立つのが個性

際立つ個性

 

 

でも、個性の磨き方ってどうすればいいのかを考えた事がありますか?

 

 

人それぞれ顔が違うように、体の特徴も特性(癖)も人それぞれに違います。

 

同様に体の動かし方(使い方)にもそれぞれ個性があるので、仮に同じ人から

 

同じように教わって、自分では教わった通りに体を動かしているつもりでも、

 

教わった人とまったく同じにはならないのです。

 

 

例えば、プロ野球のピッチャーやバッターのフォームって(体型も含めて)

 

それぞれに特徴があって、ファンなら顔や背番号を見なくてもピッチングフォームや

 

バッティングフォームを見れば、それが誰なのかを(ほぼ)判断できるはずです。

 

みんな同じ(規格内の)ボールとバットを使って、投げたり打っているにもかかわらず。

 

 

歌や楽器の演奏を聴いたり、落語やバレエもこれと同様に、

 

同じ曲、同じ楽器、同じネタ、同じ演目にもかかわらず、

 

人によって〝なぜこれほどまでに違うんだろう〟と感じたことはありませんか?

 

 

音楽番組で同じ曲を複数の歌手が歌ったり、名曲のカバーアルバムを聴いても

 

オリジナルとは違う魅力があったり、オリジナルの良さを再確認できたり、

 

まったく別の曲を聴いているのように感じることがあります。

 

アレンジはともかく、歌詞も楽譜も決まっているにもかかわらず。

 

 

古典落語の演目(ネタ)も同様に、噺家(はなしか)の得意な演目には、

 

名人芸や十八番(おはこ)と呼ばれる演目があり、演目ごとに歴代の名人

 

それぞれの個性が際立ちます。

 

話の流れもオチも決まっていて、みんなその話の始めから終わりまでを

 

聴いてる人のほとんどが知っているにもかかわらず。

 

 

スポーツ選手、歌手や噺家に限らず

 

この現象は、スポーツ選手、歌手や噺家に限らず、バレエダンサー、

 

歌舞伎役者、演奏家、ダンサー、オーケストラの指揮者、書家、料理人(家)など、

 

〝何を〟やるかではなく、〝誰が〟それをやるのか。

 

ということの証だと思います。

 

 

その人自身の個性や卓越した才能は、

 

物事の本質を極めることで更に磨きがかかり、

 

同じことをやっても、その人の個性として発揮されていて

 

基本の〝型〟は同じにもかかわらず、人それぞれに違う印象になる。

 

 

決まった内容だからこそ逆にその人の個性とかスタイルやオリジナリティが

 

溢れ出し、型を守ろうとするほど本質を極めるるほど逆に個性が際立っていくのです。

 

 

 

型破りな人ほど、基本を徹底的に極めた人。

 

型を破ろうとはせず、むしろ型を守ろうとした結果、型を超越してしまった

 

本物、その道の達人とか名人、マスターと呼ばれる人だと思います。

 

型ができているから型を破れる

 

基本的な動作の繰り返しは、意識次第では単調で退屈に感じます。

 

単純で単調な動作の繰り返しほど、意識や工夫次第で無駄がどんどん省かれていきます。

 

 

体も動きに適応し始めると、だんだんと体が強くなり必要な筋肉も発達していき、

 

必要最小限の力と動きで動けるようになっていきます。

 

 

並行して体を動かす感覚が目覚めていき、筋力よりも感覚重視で動くようになっていき

 

意識的な動きもそのうち意識しなくても自然に〝そう〟動けるようになっていきます。

 

 

慣れるまでは動きづらくしんどく感じたり窮屈に感じるかもしれませんが、

 

動きに慣れていき体が動きに馴染むほど、やればやるほど型にハメようとしても

 

型にハマりきらない、自分という個性が浮き彫りなってくるのです。

 

 

そうやって個性を消そうとすればするほど、逆に個性が溢れ出てくる。

 

工夫して繰り返し型を守ろうとすることで、型にはハマりきらない個性が溢れ出し、

 

型を超えたオリジナリティーが確率されていき、唯一無二の存在になっていくって

 

なんだか逆説的で面白いですよね。

 

 

型がまともに出来ていない人には、型は絶対に破れないのです。

自由自在と勝手気ままの違い

 

(言葉の解釈やイメージは人それぞれなのかもしれませんが…)


自由とは、自らが由来していることで、他のものから拘束や支配を受けないで

 

自分の心のまま、思いのままなことです。

 

 

勝手とは、自分以外の人に対する配慮が欠けていて、自分に都合のいいよう振る舞う。

 

要するに我がままなことです。

 

 

言葉としては似たようなイメージがありますが、自由と勝手は違います。

 

勝手気ままに体を動かすことは簡単ですが、

 

自由自在に体を動かすことはけっして簡単なことではありません。

 

 

自分の体を思い通りに使いこなすために、

 

自由自在に動いて自己表現ができるように

 

基本動作や基礎練習、決まった〝型〟があるのかもしれません。

 

自分の体を思い通りに動かす

 

自分の体を思い通りに、イメージ通り動かす。

 

本来なら誰もが当たり前にできているはずなのですが、

 

自分のイメージと実際の動きにギャップがない人の方が少ないでしょう。

 

 

その原因が、位置覚(自分の姿勢と手足がどこにあるかを感じる感覚)

 

が狂っていることで、その位置覚を狂わせる原因が、体幹バランスの偏りです。

(ただし、位置覚が狂っていることに気づいていない人が大半ですが😱)

 

 

体幹バランスの偏りを整えて、自分の動く感覚と実際の動きが一致するように

 

体を幹から整え、体を正しく動かす練習をする。

 

基本的な動きから正していくことで全身の動きのバランスを整えていくのが

 

バランスエクササイズ&バランストレーニングです。

まとめ

 

遠くからシルエットを見ているだけでそれが誰だか分かる。

 

みんな同じ制服を着ていて一見では分からないけど、動くとすぐ分かってしまう。

 

そんな経験はありませんか?

 

いい意味でも、悪い意味でも動きには個性が出てしまいます。

 

 

型を意識しながら自分の体を正しく動かす練習をすることは、

 

一見、その人の個性や特徴を無くしていくように感じるかもしれませんが

 

意識的に反復していることで逆に動きが洗練されていき、

 

無駄な動きが正されて、その人らしいスタイルのある動きになるのです。

 

 

あなたの癖を、あなたにしかない個性や特性に変えていけれるように。

 

あなたらしいスタイルで美しくハジけるアシストをしていきたいと思っています。

 

 

ということで、今回はここまでです。

 

このブログがあなたの健康維持・獲得のキッカケやヒントになれば幸いです。

 

長文を最後まで読んでいいただきありがとうございました。

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