体のバランスって何? シキオリオリ2020 No.3-2

粗大微細シキオリオリ(ニュースレター)
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2020.6.11  【加筆・編集しました】

(このシキオリオリは①と②に分けてあり、その②です。)

 

シキオリオリとは、

このブログ『 体のテアテと体のテイレ 』を書きはじめる前から当店のお客さま宛に

書いているニュースレターで、紙面の都合でカットした部分などを加筆・編集したものです。

 

 

体の手入れと手当て、体と感覚について書いてみたので是非読んでみてください。

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観たり真似るというトレーニング

観る真似る

 

 

マネる〟を漢字で書くと〝真似る〟(真に似せる)と書きます。

 

習うことは真似ることから始まり、落語の世界にも三編稽古という稽古のやり方があり、

 

師匠の完コピではなく真似をすることは個性の確立だったり上達の秘訣だったりする

 

みたいです。

 

 

例えば、プロスポーツを観戦したり、上手な人を参考にして練習することで練習効果が

 

高まった経験をしたことがありませんか?

 

 

最近の脳科学研究では、

 

他人の行動を見ると自分も同じ行動をしているかのような反応をする

 

ミラーニューロンという脳🧠の神経細胞が活性化して、自分にも同様の身体能力が

 

あればその動きを再現できるようになるそうです

 

スポーツを観戦して、その選手になりきることで視覚だけでなく聴覚情報も活性化して

 

再現できるようになるそうで、このミラーニューロンは知覚と運動を統合するのに重要な

 

役割を果たしているかもしれないことが分かってきたそうです。

 

 

観て聴くことは

 

他人の動きをじっくり観察したり聴くことで、

 

その相手と同じ動きをしている時と同じように脳内の細胞が活性化していく。

 

 

師匠と弟子の三編稽古の関係性を考えても、良い意味でも悪い意味でも

 

周りに影響されていくので、下手な人といると自分も下手になるというのも

 

ミラーニューロンの働きが関係しているということかもしれません。

 

 

観たり聴いたり体を動かさなくても、良いものに触れたり理想の選手の動きを観察して

 

真似することも立派なトレーニングになるということです。

動作とは、複合的で協調的な動き

複合的

 

関連・協調動作とは、

 

手と手、手と目、足と手などそれぞれ個別の動きを一緒に行う運動のことです。

 

 

例えば、⚾️キャッチボールをする時にボールを目で追いながら、投じられたボールに

 

あわせて移動しグローブでキャッチするという動作をほぼ同時にしています。

 

 

縄跳びをする時は、リズミカルにジャンプを連続して行いながら、縄を回す動作と

 

タイミングとジャンプのタイミングをコントロールしなくてはいけません。

 

 

🚲自転車に乗るには、足はペダリング、手でハンドリング、目は前方を見ながら周りにも

 

気を配り、サドルに座って自転車が左右に倒れないようにバランスを保ち、状況に応じて

 

左右の指で前後のブレーキ操作をしながら前へと進みます。(コレはかなり複雑な動作です。)

 

 

そしてこれらどの動きも〝集中した乍ら(ながら)動作〟です。

 

 

 

当店では、

 

👍 感覚を刺激して目覚めさせる。

👍 忘れかけていた感覚を取り戻す。

👍 偏った感覚を調整したり発達促進させる

 

など体の内側 INSIDE からメンテナンスとして、

 

バランスエクササイズ/トレーニングを推奨しています。

 

バランスエクササイズ/トレーニング

バランス

 

バランストレーニングもエクササイズも(基本的に)

 

手足を大きく動かさないし、複雑な動きもしません。

 

重いものも持たないし、激しい動きもほとんどありません。

 

 

なので、心拍数が急上昇することもほとんどありません。

 

大きく動かさない分、集中して体幹から動かないと正確に動けませんし、

 

シンプルな動きなのでごまかしがききません。

 

 

重いものは持たないけれど全身に心地よい疲労感を感じたり、

 

大粒の汗はかかないけど全身しっとりと汗をかいたり、

 

体が芯から動くとポカポカしてあたたかくなります。

 

 

ただし、集中していないと、何が正しいかが体感できません。

パフォーマンスUPのカギになるもの

パフォーマンス

 

パフォーマンス向上には、筋力や持久力アップも必要ですが、

 

正しいフォームを身につけたり、体の操作性が高いこともポイントです。

 

そしてこのことは、運動選手に限ったことではありません。

 

 

〝筋肉をリラックスさせる〟

 

〝体の深いところにある筋肉インナーマッスルを意識する〟

 

〝丹田を意識する〟

 

など、これらの言葉をよく目にしたり耳にしたりしますが、

 

正しいフォームを身につけたり操作性を高めるには、集中を高めた状態で

 

トレーニングを行うことが必須条件になるのです。

 

 

ヨガや太極拳などの動きように、できるだけゆっくり大きく動かし、一定の速度で

 

行うことが深部にある筋感覚を認識させ、それを動作のなかで使いこなすためには

 

とても有効なのです。

まとめ

まとめ

 

体のメンテナンスは外側からだけでなく、内側からもできていますか?

 

 

動くイメージと実際の動きの感覚の同調を重視して、

 

誤差が少なくなるように修正していくことで動きの〝質〟がグッと高まります。

 

 

バランスも運動にも種類があり、どちらもバランスがカギになります。

 

身体能力を効果的に発達させるには、意識的に観たり聴いたりして脳内を刺激することも

 

重要な要素になってきます。

 

 

体を動かすことは、全身を協調させながら複合的に使うことですが、

 

正しい体の動かし方は、筋肉も含めて身体感覚がとても大事になります。

 

 

見た目の形よりも、どういった感覚で動くか。

 

体という〝一生もの〟の道具をスマートに使いこなせるように、

 

あなたも体の内側からのメンテナンスもはじめてみましょう。

 


ということで、今回のシキオリオリ❷はこのあたりで。

 

 

今回のニュースレターが、

 

読んだ方の健康維持・獲得のキッカケやヒントになれば幸いです。

 

❶❷と最後まで読んでいただきありがとうございました。

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