2024.9.17 【加筆・編集しました】
(このブログは、❶・❷に分けてあり、その❶です)
誰でも一度は経験する腰痛の原因や対処方法について考えてみました
腰痛でお悩みの方は是非読んでみてください。
原因不明ではなく、原因が分かりづらい。
「 腰が痛くて病院で検査をしたのですが、骨には特に異常はありませんでした。」
こういうお話、身の周りで結構聞きませんか?
腰痛ガイドラインによると、腰に痛みを感じているいないに関係なく、
レントゲン検査に加えてMR I検査まで追加検査をしたとしても
腰痛の原因がはっきりするのは約2割(15%)で、腰痛の原因の約8割(85%)は、
原因がはっきりしない原因不明という結果になったそうですが…
当店のお客さまの中にも腰が痛くて病院で検査したけど、明確な所見がなく
〝背骨の間隔が狭くなっている〟とか〝検査ではとりあえず問題ない〟ので、
とりあえず薬を飲みながら安静にして様子をみましょうとアドバイスされたと
いうお話をお聴きすることがけっこう高確率であります。
背骨と背骨の間隔が狭くなっている状態
背骨と背骨の間隔が狭くなっていても大丈夫?
そう思われる方もいらっしゃると思いますが、
例えば、お客様の年齢が、10代や20代でしたらちょっと心配になりますが、
多くのケースは年齢が40代以上のお客さま。
考えられる原因は、経年劣化や体内水分量の低下、運動不足による筋力不足
腹圧低下が原因する背骨(脊柱)への負担増、自律神経の不調などが考えられます。
たとえば、背骨と背骨の間隔がほとんど無くなっていたり、
圧迫骨折などをしていない限り、年齢的に白髪やシワが増えはじめるように
背骨もある程度の加齢現象が起きていて、ある程度劣化した状況になっていたとしても
なんの不思議もないという訳です。
(もちろん、その状態になることを推奨しているわけではありません。)
考えられる原因をピックアップしてみると、
検査をしても原因がはっきりと特定できない場合、
骨の問題というよりも、違う要因が複合的に関係していることが考えられます。
考えられる腰痛の原因
原因が複合的で分かりづらく、対処が後手後手になったり
ごまかしながら放置しているうちに症状が慢性化しながら徐々に悪化していく
ケースが多く、そうなると絶えず腰に不安を抱えながら生活することになります。
骨や筋肉以外で考えられる原因とは
• 体を支えたり姿勢を保つインナーマッスルの筋力の低下
• 長時間じっと同じ姿勢でいることによる血行不良や内臓下垂による冷え
• 運動不足、運動嫌いによる下半身の筋力低下
• 過食などベスト体重からかなりオーバーしている
• 隠れ冷え症、睡眠不足などが原因する血行不良
• 過労状態、休養不足、ストレス過多などによる交感神経の過緊張
• ストレスの多い職場環境や人間関係、家庭環境などのストレス環境
• 腰痛に隠れた重大な病気を知らせる体のサイン
対処方法
もしも腰が痛くなった時、
睡眠不足や休養不十分で過労状態ならしっかりと休養をとったり
温かくして安静にしたりリラックスすることも対策もひとつですが、
なんとか歩けるのなら(たとえ室内でも)散歩レベルの運動を早めに開始した方が
最終的に元の状態に回復するまでの期間が短いケースが多く、
これは腰痛に限らず、一般的な病気のリハビリでも同様にできるだけ早く動き始めるのが
最近の傾向みたいです。
腰痛を繰り返しながら慢性化していく弊害
例えば、腰が痛くなって自由に動けなくなると、
痛みや恐怖心で自由に動けないこと自体が精神的なストレスになります。
それが長期化すると、痛みを緩和しようとする脳の働きが正しく機能しなくなって
過敏状態になり、痛みが悪化したように感じたりますます体を動かすのに恐怖感が
強くなっていくという負のスパイラルに陥ります。
しかも、腰を庇った不自然な動きは、二次的な不調を引き起こす原因になりやすく…
原因不明の腰痛が多くなるのは、
筋肉の炎症や神経根症状だけでなく、疲労や心理的・社会的な環境などの原因が
合わさった結果、骨に異常を検査するだけでは原因を特定することが難しく、
原因が分かりづらくなることが関係していると思われます。
というわけで❶はここまでです。
引き続き❷も読んでみてください。
このブログがあなたの健康維持・獲得のきっかけやヒントになれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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