腰痛はなぜクセになるのか?③ストレスと天気

体の痛みや不快症状
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2024.9.21  【加筆・編集しました】

(このブログは①②③に分けてあり、その③です)

 

腰が痛い。

それだけでそれまで当たり前にできていたことができなくなり、

苦痛を伴う日常生活は一気に不自由になります。

 

腰痛でお悩みの方は是非読んでみてください。

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ストレスや天候の変化は腰痛の原因になる

 

暑くても💦 寒くても🥶 🌀気圧が低いのも🍃 朝晩の気温差が激しいのも🌡

 

体にとってはどれも外的なストレスでしかありません。

 

 

対人でも対自然でも、外からの刺激が強いと体はストレスを感じます

 

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刺激の強さや耐ストレス能力、その時の心身の状態によって

 

違いはあっても、

 

基本的に体は緊張することでストレスに耐えようとします。   

 

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体が緊張してかたくなることで、血流量は低下していき…   

 

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体の一番弱い部分の働きがローダウンします。(弱い部分は人によって違います)

 

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ローダウンした部分をカバーしようと腰が酷使されることで👉 腰痛が起こります😵

 

 

ヘルニアの真実

 

例えば、しびれを伴う腰痛の代表的な症状のひとつが椎間板ヘルニアですが、

 

腰痛ガイドラインでは、痛みを発症していない成人をランダムに検査した結果、

 

約76%の人にその兆候(ヘルニア)がみられたそうです。

 

その中で実際に痛みを感じているのは一部の人のみで、

 

画像診断でも原因が特定できないケースが85%もあることが分かったそうです。

(残り15%はヘルニアなど)

 

 

まとめると腰痛の約8割が原因不明で、2割が実際にヘルニアなど明確な所見がある。

 

でも、正解率2割ってかなり低い確率です。🤔

 

 

ヘルニアの心理的要因

 

その理由として考えられるのが、心理的要因です。

 

近年では椎間板ヘルニア自体が〝そもそも何なのか〟が議論されています。

 

通常、痛みなどの刺激を感じると脳の側坐核🧠から痛みを和らげる物質が出て

 

痛みを感じにくくなるのですが、ストレスを感じることで側坐核の働きが低下して

 

痛みを感じやすくなるそうです。

 

 

天候の影響

 

また、天候の変化によって気温が下がっても(約40%の人が)

 

天気が変わる前や変わり始めようとしても(約20%の人が)痛みを

 

感じるそうです。

 

 

これは気温や湿度といった比較的数値にして可視化しやすい気候の変動だけでなく

 

気圧の変化〟の影響を体が感じているからです。

 

 

「古傷が痛むから、今は晴れてるけど、きっとこのあと天気が崩れる。」

 

このような話を聞いたことがありませんか?

 

古傷が痛む原因とは、気圧の大きな変化を早い段階から体がストレスに

 

感じている暗黙知のひとつです。

 

 

痛みは脳で感じている

 

理由や原因はさまざまで、時には原因が複雑に絡み合っていることもありますが、

 

痛みは脳で感じています。

 

 

不安や心理的ストレス、うつでも痛みは増強されていき、

 

うつと腰痛はつながっているケースが多く、慢性症状の約8割程度に

 

心理的ストレス(交感神経過剰状態)が関係しているそうです。

 

 

⚪️ 側坐核とは、

 

前脳にある神経細胞で、報酬系、快感系、嗜癖系(特に好んでするクセ)

 

恐怖系に重要な役割を果たすと考えられている部分

 

姿勢を整えるメリット

 

腰痛予防や慢性的な腰痛を改善したり軽減する方法のひとつに

 

姿勢を整えることがあります。

 

 

姿勢が整うと体に何が起きるか?

⭕️ エネルギー循環が良くなり ⭕️ 神経伝達も良くなり

⭕️ 血流も良くなり

 

⭕️ 運動の構造的合理性が生まれ ⭕️ 生理的な自然性を取り戻し

⭕️ 心理的覚醒をしやすくなります

 

毎日たった2分、良い姿勢を保とうとするとホルモンのバランスが変化していき

 

ストレスを感じにくくなるだけでなく

 

⭕️積極性が高まり ⭕️自信がみなぎり ⭕️ 落ち着きを取り戻し

 

⭕️集中力や決断力まで高まっていきます

 

 

こわばると弱る

 

コツをつかむ〟とは、骨格構造に基づいて動作をすることです。

 

歪んだ体で動いていると、使われない筋肉と酷使される筋肉に分かれていき、

 

使われない筋肉はどんどんこわばって弱っていきます。

 

 

筋肉が弱るとバランス能力が低下して、つまづきやすくなったり骨が弱くなり、

 

重力に抗(あらがが)えなくなって膝が持ち上がらなくなったり、

 

動作が横ブレを起こし始めて腰痛や膝痛だけでなく、横に転倒して大腿骨を骨折する

 

リスクが一気に高まります。

 

 

姿勢と呼吸

 

姿勢を整えることで生理的わん曲がしぜんに整うと、

 

呼吸器の機能も整って、腹圧を安定させたり肋骨が動き出して背骨の弾力性を

 

回復させていきます。

 

 

小学校の時、「姿勢を良くしましょう。」

 

と先生から言われたことを思い出しませんでしたか?

 

姿勢を良くすると呼吸が整い、呼吸が安定すると集中が高まり、

 

姿勢をキッカケにパフォーマンスも高まっていくのです。

 

まとめ

 

腰痛は、クセになるのか?

 

はい、腰痛はクセになります。

 

クセになるような体の使い方、ライフスタイルを変えないかぎり、

 

弱ってしまった筋肉が強くなり、狂ってしまったバランスが整わない限り

 

定期的に痛みが発症し続けて、少しづつ確実に悪化しながら慢性化していきます。

 

慢性痛には脳も関係してくるので一筋縄ではいかなくなります。

 

 

クセとは、質の問題です。

 

逆にいえば、腰が痛くならないような習慣行動に切り替えていけば、

 

確実に再発する確率は下がっていき、筋力も強くなりながら整っていきます。

 

そして、体は整うほど回復力が強くなっていき、

 

ストレスや気候などの変化に適応する力と速度が速くなっていきます。

 

 

人という生き物として自律的に生きようとしない限り元気は生まれてきません。

 

呼吸に関係する自律神経とは生命維持に関係が深い神経なのです。

 

 

〝そうなっていくように〟

 

呼吸を整え、体を整え、動きを最適化させ自らバランスがとれるように。

 

必要なことをしっかりコーチングしたりアシストしていく。

 

それが、体の幹(しん)から整えて、体の質(しつ)を高めることにつながる

 

ことだと思います。

 


ということで今回③はここまでです。

 

 

このブログがあなたの健康維持・獲得のきっかけやヒントになれば幸いです。

 

 

①②③と長文を最後まで読んでいただきありがとうございました。

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