力み(りきみ)が起きる仕組み(①)心の力みと体の力み

力み体のしくみと働き
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2020.4.18  【加筆・編集しました】

 

(このブログは①・②に分けてあり、その①です)

 

無意識に肩や腰に力が入っている。すぐに力む癖がある。無駄な力を抜くのが下手。

自分がなんで力む(りきむ)のか?気になる方は是非読んでみてください。

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無意識に力んでいませんか?

力み

 

「リラックス、リラックス。」

 

「深呼吸して、肩の力を抜いて。」

 

「息を止めないで、しっかり息を吐いて。」

 

スポーツの試合会場などで、こんな声かけをよく聴きませんか?

 

 

スポーツに限らず、緊張してしまいそうな場面に遭遇した時も

 

このような声かけを聞きますが、たとえ的確なアドバイスでも

 

その場で言われてできるなら、本人もそうしたいだろうし

 

あまりの緊張にその声が本人の耳に届いていないケースや、深呼吸した瞬間は

 

肩の力が抜けても、次の瞬間にはガチガチに肩に力が入っているのって

 

緊張あるある〟です。

 

 

言われてできるくらいならやっている

 

まわりから声をかけられて、ハッと我に返り冷静さを取り戻すというシーン

 

僕は正直、あまり見たことがありません。

 

その人のタイプにもよるかとは思いますが…

 

問題なのは、その場の緊迫した空気やピーンと張り詰めた緊張感ではなく、

 

その場にいくまでの普段の意識と行動が一番の問題。

 

だと思いませんか?

 

力みって、具体的にどういうこと?

力み

 

力みとは、心と体に余分だったり無駄な力が働いて、

 

体が思い通りに動かせない強張った(こわばった)状態のことです。

 

 

体に力を入れることを、力(りき)むといいます。

 

そして、力が入ることも、力(りき)むといいます。

 

 

力を意識的に入れても、無意識に入っても〝力む〟

 

強がりや気負い、負けん気のことも力みというので、

 

体のことだけでなく、心にも作用するのが〝力み〟です。

 

 

ネバベキ思考は力みの温床

 

〇〇ねば。〇〇するべき。

 

規律を守って模範的なことは悪いことではありませんが、

 

融通性が効かな過ぎたり度が過ぎたり、それをそのまま人に強要してしまうと、

 

自分以外の誰かも自分自身も緊張させる心の使い方になる。

 

ねばべき思考〟も、腰や肩のを緊張させて力みの原因になります。

 

 

心と体と力みとはそれだけ密接に関係しているということです。

 

 

日常生活や運動時に限らず、体を動かしている時やジッとしている時に

 

自分でハッとして気がつくこともあれば、まわりで見ている他人から

 

力んでいることを伝えられることもありますが、

 

力み〟という心にも体にも起きる現象を一言でいうなら、

 

要らないこと〟している状態。

 

 

気づかない間に自分で自分に制限をかけている状態で、無駄だったり過剰過ぎたり、

 

そんな心と体(筋肉)使い方が〝力み〟の正体です。

 

良い準備ができていますか?

準備

 

力みと密接に関わっているのが、心の緊張です。

 

でもなんで、緊張するのか?

 

それは思わず緊張してしまうような場面や緊張感が高まるような状況だからであって、

 

嫌でも緊張感が高まる場面で緊張するのはある意味当たり前だとは思いませんか?

 

 

僕自身、緊張しやすいタイプなので緊張するような場面が本当に苦手ですが、

 

多勢の前で話をした時のことを振り返ってみると、

 

自分なりに力を出せた時と空回りして準備したことを活かせなかったり

 

力を出せずに自己嫌悪に陥る時とがあります。

 

 

レビューしてみると

 

この結果って何が違うのか?

 

僕なりに結果と過程を振り返って分析してみると、

 

答えは〝良い準備〟ができていたのか、いなかったのかの違い

 

という結論に。

 

準備次第で緊張の感じも緊張のピークも違うのです。

(緊張に良い悪いは無いのかもしれませんが… )

 

 

良い緊張をしている場合

 

準備の時点でアレやコレやと想定しながら緊張は高まり続け、当日のイメージして

 

それまでにできる準備はほぼ万全に終わり、当日の直前で緊張はピークに達して無駄に

 

トイレに行きたくなったり心拍数が上がったり緊張感から汗をかいたりします。

 

 

でも、一旦始まってしまうと緊張がピークを過ぎて緊張が落ち着いていき、

 

フンワリした不思議な感覚のまま最後まで集中が切れることなく時間が流れていき、

 

終わった後も心地よい疲労感を感じます。

 

 

悪い緊張をしてしまった場合

 

準備時点からどこか集中しきれない状態で、

 

テーマも絞り込めず曖昧で緊張感も不思議とそこまで高まらず、

 

本番ギリギリになってザックリ流れだけを決めて準備完了。

 

「まあ、なんとかなるか」的なメンタルのまま当日を迎えます。

 

 

本番スタートまではほどほどの緊張感だったのに、スタートと同時に緊張は

 

急に高まり、ささいな流れの狂いをキッカケにグダグダになっていき、

 

リカバリーもできずに伝えたいことが伝わらないまま緊張はピークに達し、

 

冷汗ダラダラ状態で時間だけは押すという最悪の状況のまま巻き巻きで終了。

 

 

チーーーン… (−_−;) 終了後、灰になります。

 

 

2つの緊張パターン

 

良い緊張感の時は、周りもよく見えていて集中している

 

どこにも力が入っていないような不思議な感覚で、頭も回転しているので

 

何かあっても適度にアドリブが効いてその場で対処できます。

 

 

悪い緊張感の時は、周りの声がやたら耳について(集中力が低い証拠ですね)

 

気がついたら妙な声の上ずりと無意識に体が強張っていて(典型的な緊張&力みパターン)

 

スタート前まではそうでもなかった緊張感はどんどん上がっていき、

 

伝わらない&アドリブが効かないまま収集がつかなくなってグダグダのまま終了。

 

 

当日の雰囲気もあるのかもしれませんが、当日までの緊張感とさまざまな準備

 

の違いが、結果的に違いになって出ている気がするのです。

 

 

今思い出しても寒くなるような大失敗があるからこそ、

 

そこからなにかを学んで、少しでも変化させていけるのですが、

 

喋りながら自分でも何を言っているのか分からない感覚や、焦った時の変な汗💦は、

 

本当に逃げ出したくなります。

 


というわけで、①はここまでです。

 

②も引き続き力みについて書いてみたので是非読んでみてください。

 

 

 

このブログがあなたの健康維持・獲得のキッカケやカギになれば幸いです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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