歩くのとペダリングするのってどっちが体に良いのか(①)

歩く動きの質と動きのコツ
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2020.4.10  【加筆・編集しました】

(このブログは①・②に分けてあり、その①です)

 

今回は、先日お客さまから質問いただいた内容について、

僕なりの考え方を書いてみました。

 

散歩したり歩くこと、自転車に乗ることが好きな方も是非読んでみてください。

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お客さまからこんな質問をいただきました

歩く

 

😊 お客さま 

いつもトレーニングジムでマシーンを使ってウォーキングしたり

 

エアロバイクをこいでる(ペダリングしてる)んだけど、

 

知り合いから「歩くのなら、外を歩くのが体に良いよ」って

 

言われたんだけどそんなに効果が違うの?

 

🙂

毎日体を動かすって良い習慣ですよね。

 

歩くのはジムでも外でも良いと思うのですが、

 

目的によっては僕もお知り合いの方の意見に賛成です。

 

せっかく歩くのなら、外を歩かれる方が良いと思います。

 

景色も変わるし気分転換にもなるし季節がいいと風も心地いいですから。

 

 

😊 お客さま

屋外と室内とでは効果が違うの?

 

🙂 僕

一言でいうと、外を歩いた時に感じるいろんな刺激が違います。

 

足裏から感じる地面からの刺激、地面から骨をとおして伝わるの振動、

 

外を吹いている風や陽の光など自然に触れながら季節を感じることの刺激や

 

歩く場所によって景色が変わっていくことなど色々あります。

 

ただし、外気温が寒過ぎたり猛暑の炎天下などはオススメできませんが、

 

〝体を適度に刺激する〟という目的だったら、土の上を歩くのは理想的だと思います。

 

 

😊 お客さま

舗装されてない道ってどこか近くにあるかな?

 

🙂

舗装されていない土の道は最近なかなか見かけなくなってきたので、

 

探すのが大変かもしれませんが、川の土手は未舗装のことが多く、

 

公園に行けば芝生や土の上だけでなく緑の木々の中を気持ち良く歩けると思いますよ。

 

😊 お客さま

確かに、緑の中を歩くと思わず大きく深呼吸したくなるわよね。

 

🙂

そうですね。

 

緑の中を森林浴しながら歩くって本当に気持ち良いですよね。

 

 

🙂

雨の日や風が強い日、体調に不安がある時や暑い日や寒い日は

 

ジムのマシーンを使って歩いたりペダリングをして、気候の良い時は

 

外で歩くみたいに使い分けるのが良いかもしれませんね。

 

最近は紫外線をカットする素材の服もあるので、

 

帽子👒やサングラス🕶と水分補給のお水を持って散歩に出かけてみてください。

 

😊 お客さま

室内の安全性と歩数をより多く歩くことだけを意識してたけど、

 

公園内なら車も通らないし、人もいるし、季節を感じながら歩くのって楽しそうね。

 

土の上を歩く刺激って考えたことなかったけど、確かにそう言う刺激も

 

大事そうだから状況に合わせて使い分けてみるわ。ありがとう。

 

🙂

気持ちの良い場所を見つけたらまた教えてくださいね。

 

歩くってどうゆうこと?

散歩

 

歩くって、日常的でシンプルな動作です。

 

長時間続けることができる有酸素運動でありながら、移動手段にもなります。

 

 

姿勢を正して重心移動を意識して歩けば、

 

鍛えることも体を整えることもできるエクササイズにもなります。

 

 

歩くことで感覚が刺激を受け、血行も良くなりますが、

 

歩いた後に心地よいスッキリ感を感じたり爽快感を感じるのは、

 

脳内でセロトニンやドーパミンがでやすくなるからです。

 

 

同年代の人と比べて歩くのが遅いことは、

 

筋力低下や脳や体の老化のサインとも言われていますが、

 

下半身だけで筋肉量全体の約70%あり、

 

心臓よりも下に全身の血液の70%があるので、

 

下半身の筋力低下はそのまま筋肉量と血流の低下につながり、

 

老化につながるというのは納得できます。

 

なんで歩くことが体に良いのか?

歩く効果

 

健康でいるために必要なことってなんでしょうか?

 

美味しく食べる。

ぐっすり眠る。

しっかり動く。

よく笑う。

 

などいろいろありますが、

 

筋力を落とさないこと。

 

特に下半身の筋力を落とさないことは、努力でどうにかできる

 

健康寿命を伸ばすベースになることです。

 

 

歩きながら呼吸と姿勢を意識すれば、心肺機能を更に刺激するので血行も良くなり

 

効果的に下半身の筋肉を鍛えることができます。

 

そして筋肉の収縮力が強くなれば骨への刺激もアップして地面を足の裏で捉えながら

 

歩くことで地面から伝わる刺激や振動もプラスされるので骨が更に強化されるのです。

 

 

これは(僕の経験的な話なので)健康とは直接関係ありませんが、

 

考えをまとめたかったり、良いアイデアが欲しい時に室内でジッとしているよりも

 

散歩していると高い確率で考えがまとまったり、良いアイデアが浮かぶように

 

感じます。

 

歩く動作でタイプ分けができる

タイプ

 

直立二足歩行できるのは、人間だけです。

 

これって結構貴重な能力だと思います。

 

そんな歩くというひとつの動きを分解してみると、3つのパートに分解できます。

 

1🦵 片脚で地面に荷重しながら、反対の脚を前に運んで着地するまでの動作

 

2🦵 前脚に重心移動して、後の踵が浮いて爪先立ち(の様に)になる動作

(一般的に後ろへ蹴り出すといわれている動作) 

 

3🦵 上記2つの中間位で脚の前後が切り替わる動作

(荷重して支える脚と地面から離れて移動している脚が一瞬揃って直立している様に

なり、後脚がオーバーラップして前にでるまでの動作)

 

 

見逃しやすいですが、3🦵 の動きが〝速やか〟で〝スムーズ〟なほど

 

動き全体の美しさやスピードのカギになるパートの動作です。

 

 

 

🦶 FRONT DRIVEタイプ(前脚主導)

 

前に出した脚に荷重して乗り込んでいくことを意識した歩き方で、

 

後脚は前脚への乗り込みと並行して引きつけるので後方へ重心は残さない。

 

腰をひねらないで(膝を曲げて)体よりも前で歩く動きを意識した歩き方。

 

イメージは、日本の伝統芸能の能や狂言などの歩行法のような歩き方で

 

浴衣や和服で歩く時や鼻緒のある履物の時の歩き方で室内でドタバタ足音を

 

立てない歩き方

 

 

🦶 REAR DRIVEタイプ(後脚主導)

 

体の真下より後ろに向けて爪先で蹴ることで進んでいく、

 

体の後面で歩く動きを意識した歩き方で、反対の脚は膝を伸ばして

 

つっぱるように着地し、腰をひねって腕を振ることで歩幅を広げていくような歩き方

 

イメージは、ランウェイを歩くファッションモデルや競歩の選手の歩き方

 

ハイヒールやブーツを履いて洋服で歩く時の歩き方

 

 

 

あなたの歩き方はどちらに近いですか?

 

洋服や履物(靴)、シュチュエーションによって歩き方を使い分けていますか?

 

歩く時に意識してほしいこと

動く

 

👣 基本になる立位の姿勢が正しくできていること

 

👣 3🦵の動きをすみやかに、スムーズ に行うこと

 

👣 着地は踵からかフラット着地を意識すれば、膝が伸びやすくなります

 

👣 体の後面での脚の動きは、足首を内や外にひねらないようにする

 

👣 指先と膝のお皿と股関節を結ぶラインがまっすぐなるような軌道で脚を動かす

(内股にならないように)

 

👣 腕を振る軌道と脚の動きの軌道が胴体の前後で均等になるように意識して腕を振る

 

👣 少し遠くの目標物を見ながら歩くことで横ブレを防止する

 (横ブレは、股関節の偏りか筋力低下のサインかも😓)

 

👣 反り腰になると腰のひねりと爪先でのキック動作が強くなるので

  骨盤(仙骨)の角度が直立になるように意識する

 

 

自分がどの🦶タイプか分からない時の見分け方

 

👉 砂浜や土のグランドを走ってみる

 

 砂浜で走ると前に進まない、グランドだと後足から土煙りが上がりやすい

 

👉 ビーサンを履いて走るとすぐ脱げる、擦れやマメができやすい

 

👉 室内のフロアタイルの上をスリッパであるくと足音がパタパタうるさい

 

👉 バック歩行をしてみて、背後へ倒れそうになったり、前足が残ってスムーズに歩けない

 

👉 そんなあなたは、REAR DRIVEタイプです。

 

 

 

というわけで、①はここまでです。

 

是非後編も読んでみてください。

 

このブログがあなたの健康維持・獲得のキッカケやヒントになれば幸いです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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