2020.4.3 【加筆・編集しました】
(今回のブログは前・後編に分けてあり、その前編です。)
食べることが好きな方、おやつや栄養について興味のある方は読んでみてください。
3時のおやつの〝おやつ〟ってなに?
人間の3大欲求のひとつといわれる食欲。
食べることが楽しみな人にとっては、朝・昼・夜と毎日3度の楽しい時間
に加えて〝間食〟や〝おやつ〟という楽しみな習慣も待っていますよね 😍
ところであなたはおやつを食べますか?
間食とも呼ばれるこの補助的な食事の名称は、漢字だと『 御八つ』と書くように、
八つ時(午後2時から3時くらい)に夕食までの間の空腹を抑える軽い食事を
〝おやつ〟と呼んでいたものが、時間帯に関係なく空腹を満たす意味で使われるように
なったそうです。
⏰ 八つ時(昼八つ)とは
だいたい午後2時から3時の時間帯で、昼と夜や季節で長さが変動する
1日を2時間に分ける十二時辰(じゅうにじしん)という時法の言葉です。
おやつを食べるのはなぜ3時なのか?
🕒 おやつの時間がなぜ3時なのか?
仕事開始から疲れが出はじめる午後。
仕事開始から2時間(朝食から昼食までと比べて間の時間が長いので)夕食までの
つなぎの間食という意味では3時から4時頃が時間帯としてもちょうどいい時間帯です。
そして、他にも理由があります。
それは、食べた物がもっとも脂肪になりにくい時間帯だからです。
BMAL1(ビーマルワン)
全身の細胞には、BMAL1(ビーマルワン)という脂肪を溜め込む働きをする
タンパク質があり、時間帯によって増減しています。
起床時間から約7時間後が最も少なく
(起きる時間によって増減時間に変動がありますが、)だいたい午前11時から
午後4時ごろ働きが低下して、午後10時から午前2時には活動が盛んになるそうです。
( 夜の時間帯は睡眠のゴールデンタイムやリカバリータイムと同じですね )
ダイエットをするなら、夜9時以降は食べない方がいいという
〝いわれ〟は、実はこんなところにもあるみたいです。
3時のおやつにお菓子を食べるのは逆効果?
疲れを感じると、つい甘いものが食べたくなりませんか?
はい。そうそう。と思ったあなたは、
仕事中に疲れを感じやすい時間帯とおやつを食べる時間帯とが重なっていませんか?
僕は、一息入れたり、気分転換にちょっとお茶をしたくなると、
〝糖分は脳の栄養〟とか、〝お菓子は心の栄養〟と言っては、
ついお菓子を食べてしまいますが(笑)
毎日おやつにお菓子を食べながら、朝食は菓子パンとコーヒー的な
組み合わせの(砂糖と炭水化物中心の)食生活だと、気持ちは満たされても
血糖値の変動が大きくなり、逆に疲労感が増したりトラブルの原因になる
可能性が高まります。
もちろん朝の10分は貴重なので、仕事までの時間が限られていたり
仕事が連日ハードだったりすることもあり、無理して1日で栄養バランスを
コントロールしようとするよりも、休日も含めて1週間単位で栄養バランスを
考えながらでいいので。
疲れを感じたらというよりも、疲れを溜めないように
🍖肉や🐟魚などの動物性タンパク質や
植物性たんぱく質の大豆製品(豆腐、納豆、味噌、豆乳、油揚げ、テンペやソイハム )
えんどう豆、枝豆、アスパラガス、とうもろこし、アボカドなど、
たんぱく質が多めの食事にしてみることで疲れ方や疲れの溜まり方が違ってきます。
お菓子の誘惑はとても魅力的なんですが… 😑
ストレスと脳と食べ物の関係
猛暑の屋外での活動も、息を吸うと鼻の穴が痛くなるほどの寒冷地の気候も、
最悪の人間関係も、耳をふさぎたくなるような騒音も、人混みも。
いろんなストレスがありますが、そのストレスを感じるのは脳です。
そして脳を働かせているのは、食べ物(栄養素)です。
例えば、たんぱく質が不足すると、幸せホルモンと呼ばれ心を安定させる
セロトニン、やる気やよろこびに関係するドーパミン、集中力やストレス
耐性が高まるノルアドレナリンなど神経伝達物質の材料が不足します。
一般的には嫌われもの脂肪も、健康に不可欠な必須脂肪酸(DHAやEPA、
GLAなど)が不足すると、脳の働きが低下しやすくなり、疲れを感じやすく
なります。
お米が主食の日本人はどうしても炭水化物(糖質)が多くなりがちで、
脂質=悪者のような認識になっていることが多いですが、炭水化物とたんぱく
質と脂質は生きていくために欠かせない三大栄養素です。
〇〇だけダイエットとか、〇〇抜きダイエット的な極端なやり方は避けて、
3つのバランスが偏らないようにバランスをとることが一番大事です。
そしてできれば、美味しく楽しく食べるのがベストだと思います。
と前編は、ここまでです。
後編は、こだわって買っても良いし、コンビニやドラッグストアなどで
手軽に手に入るおススメのおやつについて書いてみましたので、
是非後編も読んでみてください。
このブログがあなたの健康維持・獲得のキッカケやヒントになれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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