2020.4.1 【加筆・編集しました】
(このブログは前・後編に分けてあり、その前編です。)
元気の根本になる体を守るしくみ(免疫力)に興味がある方は是非読んでみてください。
元気ですか?あなたの免疫システム
目に見えないし、普段はなかなか気づきにくいけど
体のとってとても重要な役割をもつ体を守るシステム=免疫力/免疫システム
免疫の働きを知れば、毎日頑張ってる自分の体をいたわってあげたくなります。
☝️まずは、あなたの免疫セルフチェックをしてみましょう
20個中何個当てはまるかチェックしてカウントしてみてください。
□ 食事の時間帯が不規則
□ 好き嫌いが多く、食事のバランスが偏っている
□ ひとりで食事をすることが多い
□ よくお酒を飲む
□ 食欲があまりない
□ タバコを吸う
□ 薬を常用している
□ お風呂はシャワー派だ
□ 基本的に運動不足気味だ
□ 睡眠不足気味、睡眠の質が悪い
□ インドア派だ
□ スマホやパソコンを頻繁に見る
□ これといった趣味がない
□ 仕事も遊びも意欲がわかない
□ 人間関係で悩んでいる
□ 体温が36度よりも低い
□ 便秘や下痢をしやすい
□ 風邪をひきやすく、風邪が長びく
□ 暑がりで寒がりだ
□ BMIが18.5〜25.0に入っていない
結果
☑️ 5個以内 あなたの免疫は元気です。👍
免疫力が高いと頭の回転も体もキレが出ます。このままキープしてみてください。
☑️ 6〜13個 免疫が低下しています。
チェックした項目中心にライフスタイルの見直しを考えてみて下さい。
☑️ 14個以上 免疫がとても疲れています。👎
できることから今すぐライフスタイルの見直しをしてください。
結果はいかがでしたか?
免疫力の低下は病気になりやすいだけでなく、
体も気持ちも不活性になった状態であなた本来の力を発揮しにくい状態ともいえます。
パフォーマンスが落ちている状態だと、頭の回転も気配りもできないなのでロクなことが
ありません。
免疫のはたらきと役割
疫(えき)から免れる(まぬがれる)。
疫病と呼ばれる集団感染するような伝染病(例えばインフルエンザなど)から
免れる(まぬがれる)ということを意味する言葉です。
体内では、いろいろな白血球がさまざまな役割を持って互いに連携しながら働き、
1.🦠ウイルスや細菌の体内への侵入をブロック&排除する
2. ダメージを受けた体内の細胞を識別して排除する
免疫には、主にこの2つの働きがあります。
一度、伝染病にかかった人のほとんどはその伝染病にかからなくなりますが、
この状態を〝免疫ができた〟というように、免疫とは、体内に侵入した細菌や
ウイルスなどを自分以外の異物として攻撃したり記憶することで自分の体内環
境を正常に保つという働きをしています。
逃がさない二段階攻守
免疫には、自然免疫と獲得免疫があり、二段階攻守で体を守っています。
自然免疫とは、体内に異物がいないかパトロールを行い、異物を見つけて
いち早く攻撃したり、異物の情報を獲得免疫に伝える役割があります。
あらゆる異物に初期攻撃できるように常に臨戦モードで対応しています。
獲得免疫とは、自然免疫からの情報をもとにして、体内に侵入してきた異物や
発生した異常細胞を攻撃せよという警報を出したり、情報を記憶しておいて
同じ異物が再び侵入してきたり同じ異常細胞が発生した時に記憶した情報と一致する
異物や異常細胞を見つけて素早く攻撃したり、攻撃する免疫細胞の数を増やして攻撃する
など、経験値を蓄積して高度な攻撃することから〝獲得免疫〟とも呼ばれています。
体が動くしくみと同様に、それぞれが協調しながら体の内側を守っている
仕組みが、免疫力/免疫システムなのです。
白血球にも種類がある
白血球とは、体の中に侵入してきた異物(ウィルスや細菌など)から
体を守り続ける免疫細胞で、白血球には種類とそれぞれ役割分担があります。
死んだ細胞を排除する。侵入者を通報する。攻撃を指示する。
異物を直接攻撃する。ウイルスの抗体を作る。ガン細胞を排除する。
など、白血球が連携しながら戦ったり働いてくれているお陰で
私たちは元気(健康)でいられるのです。
自然免疫と獲得免疫
自然免疫
⚪️ 好中球(白血球の半数以上)
パトロールと異物の排除が主な仕事
⚪️ 好酸球(白血球の数%といわれている)
アレルギーや寄生虫感染ので増え、寄生虫の防御が主な仕事
⚪️ 好塩基球(白血球の1%未満)
働きが完全に解明されていない白血球
⚪️ NK(ナチュラルキラー)細胞
常に体中をパトロールしていて、ガンやウィルスに感染した細胞を発見すると指示なしで
単独攻撃をしたり、ダメージを受けた細胞を破壊するのが仕事で、笑うことで活性化する
そうです。
⚪️ 単球(白血球の7%)
単核白血球とも呼ばれ、アメーバ状で白血球で一番大きい。
樹状細胞に分化したり、血管外に出るとマクロファージに変化します。
⚪️ マクロファージ
アメーバ状をしていて、体の中に侵入してきた異物を発見すると自分の中に
取り込んで消化します。
殺傷能力が高く、抗原や免疫情報を見つけ出して他の免疫細胞に伝えたり、
死んだウイルスや細菌や細胞の掃除をしたり、赤血球の成熟にも関係して
います。
⚪️ 樹状細胞(じゅじょうさいぼう)
異物を自分の中に取り込み、その異物の特徴(抗原)を他の免疫細胞に伝える働きを持ち、
免疫細胞を活性化(エフェクターT細胞)させます。
活性化されたT細胞やB細胞が、異物を攻撃します。
獲得免疫
⭕️ T細胞
ウィルスなどに感染した細胞を見つけて排除します。
T細胞には種類があります。
* ヘルパーT細胞
(樹状細胞やマクロファージからの抗原情報をもとに司令や指示をする)
* キラーT細胞
(命令を受けて出動するウイルスやガン細胞を排除するの殺し屋)
* ナイーブ T細胞
(樹状細胞によって活性化するとエフェクターT細胞になる)
* メモリーT細胞
(同じ敵が来た時に再度攻撃するよう準備している)
* 制御性T細胞
(キラーT細胞が正常な細胞にまで攻撃をしないように免疫を抑制する働き)
⭕️ B細胞
抗原の抗体をつくり、樹状細胞から指令を受けて外敵や異物だけを攻撃する
抗体をつくって異物の排除を手助けしたり、抗体を記憶することもできます。
記憶が蓄積されると素早く対応できるパターンが増えていきます。
免疫の働きを楽しく学べるのが、漫画・アニメの〝はたらく細胞〟です。
複雑で分かりづらい免疫の働きを病気などの症状ごとにすごくわかりやすく
描いてあって漫画やアニメを見ながら楽しく勉強できます。
難しいことをできるだけ簡単に、分かりやすく、楽しく伝えるって理想的ですよね。
と前編はここまでです。
このブログがあなたの健康維持・獲得のヒントやキッカケになると幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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