姿勢革命(後編)ボディコントロールする方法

体と姿勢と呼吸
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2020.3.26 【加筆・編集しました】

(このブログは前・後編に分けてあり、その後編です。)

 

自分の姿勢が気になる方、良い姿勢を保つにはどうすればいいのか?

方法を探している方や姿勢のメリットとデメリットに興味がある方は是非読んでみてください。

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姿勢は矯正でなく調整する

 

姿勢とは、単に見た目の話だけではなく、

 

姿勢によっていろんな影響が出ていることを知ると、

 

もしかしたらハッ😮とするかもしれません。

 

そんな自分の姿勢について意識したり考えたことはありますか?

 

 

矯正とは、欠点を直して正常な状態に変えたり正すこと

 

正常な位置に留めようと骨を押したり引いたり、力を加えてみたりほぐす。

 

もし、一時的に骨(骨格)が良い位置に戻ったとしても、骨を支え動かしている

 

筋肉がそのままだと(結果のみを変えて、結果が起きた状況をそのままにしていても)

 

遅かれ早かれ筋肉の働きで骨は元の位置に戻されてしまう。

 

そうは思いませんか?

 

 

調整とは、基準に合わせてつりあいのとれた状態に整えること

 

事故などで外部からよほど強い衝撃や外力を受けない限り、

 

筋肉の働きを調整すると骨は自然に良い位置に戻ろうとします。

 

 

ここでいう基準とは、体幹を中心に肩・股関節から手脚が無理なく

 

伸びやかに動く位置のことです。

 

 

無理な力や圧力をかけないことが反動や反発が起きないことにつながるのは、

 

筋肉など体のことだけに限らず、人間関係や話し合いの場においても大切な

 

ファシリテーション能力です。

 

 

姿勢を調整するには、体の各部分が〝姿勢を良くする〟という目的もと、

 

相互に関連・協調して働くようにサポートしながら、

 

体の各部分の動きを調整することで成り立つからです。

 

 

 

圧力や力ずくだと長続きしなくても、同じゴールを目指して相互に協働できる環境なら、

 

継続もリカバリーも長期間可能ということです。

自分の姿勢をセルフチェックする方法

 

自分の姿勢って他人から見てどうなのかな?

 

そう思われたあなたに、簡単な姿勢チェック方法を2つお伝えします。

 

 

⚪️ その1 ⚪️

ホット専用のペットボトルを用意しましょう。

 

1. ペットボトル(キャップがオレンジタイプのもの)を用意して、

 

水を8分目まで入れたら、頭頂に乗せて落とさないように立ってみてください。

 

 

2. 立つだけでなく、歩いてみたり片脚立ちしたり、クルっとその場でターン

 

できれば合格です。

 

 

👉ここまであっさりとできたあなたは流石、姿勢もバランスもかなり良いです。

 

 

3. 頭頂に乗せたペットボトルを落とさないように、しゃがんだり立ち上がったり

 

してみましょう。

 

 

👉これができればかなりの上級者、ボディバランスもgood🤙です。

 

 

もしも1〜3までペットボトルを落とすことなくできたら、

 

普段から良い姿勢で立ったり座ったり、動けている証拠。

 

少し練習したら1〜3ができた人も、できた時の体の感覚を大切に

 

日常から動いてみてください。

 

頭にペットボトルを乗せる位置は、

百会というツボに乗せてみてください。

(両耳と頭頂を結んだライン上と体の真ん中のラインが頭頂部でクロスする位置です)

 

 

 

⚫️ その2 ⚫️

その2は、鏡などで姿勢をチェックしながらできればペアでやってみましょう。

 

1. 最初に、壁に左右どちらかの肩を向けて横向きに立ちます。

(この時の立っている足裏感覚(重心の位置)を覚えておきましょう。)

 

2. 真横からの立ち姿をチェックしたら画像か動画に撮影して残しておきましょう。

 

3. 次に、立った状態から一旦爪先立ちになって膝を曲げないように踵を

「ドンッ」と床に落とすことを数回〜十数回繰り返します。

(爪先立ちになった時に体重が小指側に逃げないように注意して下さい。)

 

4. 踵をドンドンしてみて、もし腰や首に響いたり痛みを感じたり、

体が前後左右にブレる場合は、反り腰だったり体幹バランスが崩れて傾いていたり

前傾姿勢で頭の位置が前すぎなので、痛みを感じたりブレないように姿勢を

修正しながら続けてみてください。

 

もしもこの程度の動きで体に痛みを感じる場合、

相当疲労がたまっているか、体幹バランスが崩れている可能性大です。

 

5. 踵をドンドンが終わったら、もう一度自分の姿勢と足裏感覚をチェック
してみましょう。

 

 

重心位置がが踵(きびす)乗る感覚が生まれたり、

 

足裏感覚(重心)がドンドンする前よりも後ろに下がったり、

 

前傾してた体が真っ直ぐになっていたら良い姿勢に近づいた証拠です。

 

真っすぐの感覚を覚えておけば、鏡がない状態でもできるので足裏感覚に集中

 

してしっかり覚えておいてください。

 

 

ペットボトルを頭頂に乗せる方法も、踵をドンと落とす方法も感覚をつかみやすい

 

とか好みはあると思いますが、どちらも簡単にできるので続けることで真っすぐに

 

立つ感覚を整えてみてください。

機能美を高めて美しいシルエットに

 

体の使い方は心に影響を与え、心の影響はその人の行動を変えていきます。

 

今までと違う行動は、結果に変化をもたらしはじめ、

 

結果が変わっていくことを体感することで変化すること(自ら変化させること)

 

自体を楽しめる(楽しむ)ようになっていき、好循環が生まれます。

 

 

Form follows function

(正しく)機能を追求していくと、しぜんと美しい形が生み出されていく。

 

 

(誰の言葉だったか忘れちゃいましたが、)

 

正しく使うことを追求することは美しさを追求することにもつながるという意味で

 

それにはまず自分の姿勢から意識してみましょう。

 

 

できなかった自分からできる自分へ

 

できていないことに気づいていなかった自分から、

 

分かっているけどできない自分に気がついてそこで意識しはじめ

 

とにかく行動を続けることで意識したことを無意識にできるようになり、

 

今まで意識しないとできなかったことが、意識しなくてもできるようになり、

 

更に続けることで、最初に意識したことが身について、しぜんな美しさを醸し出します。

 

まとめ

 

姿勢は(あなたが想像する以上に)他人から見られています。

 

後ろ姿や動く姿勢だけでなく、なにかあった時の物事に取り組む姿も含めて

 

嫌だったり苦手だったり、逃げ出したくなるような時ほどシッカリ見られています。

 

 

意識しているのか、いないのか?

 

意識してみるのか、しないのか?

 

そんな些細なことから、自分の意識次第で変われるのです。

 

 

〝分かる〟ことと〝できる〟ことが一致していないのが人間ですが、

 

〝分かる〟が〝できる〟になることで〝気づき〟が生まれ、

 

そこがあなたの姿勢の分岐点になります。

 

 

 

ということで今回はここまでです。

 

このブログがあなたの健康維持・獲得のキッカケやヒントになると幸いです。

 

 

前編・後編と長文を最後まで読んでいただきありがとうございました。

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